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小国の悲哀

今世界には196の国があるらしい。独立国とはいっても、治安が悪かったり、政情不安だったりして、その国民は必ずしも、幸福ではない。だがアンケート調査をしたら幸せですと応える。つまり幸福感とは主観に過ぎず、さしたる根拠などない。現実はと言うと、大国に寄らば大樹の陰と、経済援助をしてもらう。建前上は独立国、現状は属国である。経済面でも軍事面でも大きな顔はできない。早い話借金で首が回らない。これで大国寄りだ、大国のいいなりになるなと言われても、土台無理な話だ。国土を切り売りしたり、カラダを売って生計を立てたりと大変だが、それでも幸せですと応える。それでいいのである。人間は生きてさえ居れば、それで充分幸せなのである。不平ばかりの国民よりよっぽどましだ。だが、これからどの国民も自国や他国にいじめられ、辛い人生になる可能性がある。頑張れ人類、私にはそれしか言えない。罰ゲームかサバイバルゲームか、各自好きなのを選んで、楽しみましょう。生きたと実感できる人生にしよう。

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