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金色の夜叉と戯(たわむ)る

夜叉とは、守護神と言うより鬼神に近い。詰まり、黄金色の小判や金の延べ棒に目が眩んだ連中である。何の事はない、金の亡者であり、拝金主義者である。千年王国を諦めた大富豪たちであり、保有資産ランキングに名を連ねて仕舞う可哀想な人たちである。かつて名を連ねた鉄道会社の社長やスーパーのオーナーも今は何処、大富豪の行く末は哀れである。神とカネ、あなたはどちらを採りますか?人類は概してカネの亡者であり、拝金主義者だから、カネカネカネと喚(わめ)いてしまう。庶民は借金王にはなれても、海賊王にはなれない。恒心無くして恒産無し。無尽蔵である為に、人は無一物たらねばならない。大富豪にはそれが出来ない。多分保有資産にしがみついてミイラ化するのだろう。それも人生である。


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