コントラストの使い方
第一章 「コントラストの星」
この世はコントラストの星です。コントラストとは対比です。それでは三次元の人間が、コントラスト(対比)に出会った時に実際にどうするか見てみましょう。
現実世界に生きていて、「もう腹立った、あの人絶対許せない」と怒ったりする事が有ります。人は無意識的に条件反射的に、「愛と憎しみ」と言うコントラスト(対比)が有った際に、どう言う訳か「憎しみの方を」選択してしまいます。「安心と心配」と言うコントラストが有ったら、自動的に「心配の方」を選んでしまいます。他人を非難するか称賛するかの二者択一場面に直面したとします。その「非難と称賛」のコントラストを前にしたら、人は大抵「非難する方を」選択しがちなのです。今まで何千年もそうして来たので「対極にある称賛の方を」選択出来ないのです。同様に「成功と失敗」のコントラストを前にしたら「失敗と言う現実を」受け入れてしまいます。ところが成功者と言われる人たちはこの失敗と言う現実を受け入れません。一つ二つの失敗を気にしません。大多数の人は一つの失敗で「あー失敗した」と落胆し、その事実を受け容れてしまうのです。また「赦しと自責」のコントラストでは、ご承知の通り「赦しより自責」を選び、「後悔か容認か」のコントラストでは、「受け入れるよりも後悔の方を」選び、「希望と失望」のコントラストを前にしたら、「希望より失望や絶望」を選択したがる傾向が強いのです。これが三次元人間の現実なのです。だから失敗しては責められ、恥辱や屈辱を味わわされ、後悔と自責から自己否定感を造成してしまいます。
第二章 「思考習慣を変えていく」
この物質世界に生きる三次元の人々は「現実は甘くない」「現実を直視しろ」と教え込まれて来ました。だからこの現実世界と言うのは、上手く行くより失敗する可能性の方が高いから「悲観的に予想」しておけば大抵当たるのです。つまり、人類は「自分の望まない方を」選択してしまう「奇妙なマインドの意識たち」に成って行ったのです。
それでアセンションするとは、コントラストを前にしたら、今までと正反対に、「心配より安心」を、「悲観より楽観」の方を、「軽侮より崇敬」を、「非難より赦し」を、意図して意識的に選択していけるように自分を訓練していかないといけません。コントラストの場面で必ず「自分が望む方を」選び取って行くのが高次元人と言えるでしょう。三次元の人類はこれからそう言った思考習慣を身に着けていく必要が有るのです。
自分を疑い、自分を責め、自分を罰してたら疲れます。病気にもなります。だから自分を許し、認め、自分を信じてあげます。自分を愛してあげます。「不幸」を反転させれば「幸福」なのです。「苦しみ」を反転させれば、「安楽」なのです。
第三章 「今ここからズレていくと」
意識は時間と言う幻想の中にいます。つまり、過去·現在·未来と言うイリュージョンの中で生きています。本当は「今しか」有りません。それで「今ここ」から「過去にズレると後悔」が生じ、「未来にズレると心配」が生じます。だから「今ここ」が安心と安楽の場所なのです。
第四章 「コントラストの使い方」
先ずコントラストを見つけたら、「どちらが自分にとって望ましいのか」自問します。その際、常に望ましい方を選び取っていく習慣を身に着けていきます。「苦労と安楽」と言うコントラストが有った時、あなたは今まで苦労を選び取って来ました。でも苦労して辛い思いをするのは自分なのです。このように人間は放っておくと、「自分の望みと反対の物」を選択しがちなのです。だから「自己否定」や「自己処罰」、ともすれば「自虐」や「自殺」を選択してしまいます。例えば「ストレスとストレスフリー」と言うコントラストが有ったら、ストレスフリーを選べる自分に改造していく必要が有ります。だから「痛みや苦しみ」で無く、「癒やしと快適さ」を意識して選びましょう。「堪忍と忍耐」の社会は苦しい社会なのです。これからは「あー極楽極楽」と言う回数の多い人生にして行きましょう。
人間は「人のせい」にしかちです。何故なら他人軸だからです。だから「自業自得」がまだ判っていません。「全ては自分のせい」と心底解るまでが修行タイムです。自分のマインドがネガティブに傾くから、自分がうっかりネガティブな現実を創造してしまっている訳です。
第五章 「望む方を選んでいく」
言い換えると、「自分と言う意識の機能」とは、「自分の意識したものを創造する機能」なのです。想像とは創造行為なのです。だから「嫌な予感」がしたら、「嫌なこと」を現実創造してしまうのです。懸念するから懸念すべき現実になってしまいます。「懸念とか遺憾」は要らないのです。そんな人生は要りません。「恐れるから」恐れていた事が現実化します。三次元の選択とは、通常「恐れと不安と心配」です。これまで反射的に自動的に「不安神経症や心配性」になっていました。この時そうでは無くて、「安心と安楽」を選べたら五次元人なのです。生活習慣や思考習慣を変えていくのは、正に習慣化してルーティーン化していくまでが大変です。焦らずじっくり腰を据えてルーティーン化して行きましょう。
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