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季節は廻(めぐ)りて

街の不良が今じゃ世界チャンピオン、そういう例はまれだが、有り得ない事では無い。そうかと思えば、前世は殺人鬼だったけど、今世は立派な牧師さんだったりする。ジャン・バルジャンのような人生も悪くない。

前世はサルで来世もサル、それは現状維持と言えるのだろうか?それとも停滞と言うことになるのか。

罪人も改心すれば、簡単に天国に移住出来ると言う。それは本当だろうか。

その一方で、天から墜ちて、地上でまた悪さして、次は無限地獄と言う人たちもいる。愛を忘れた天使たちを悪魔と呼ぶのは失礼なんでしょうか?

善悪の彼岸に、またしても善悪が在る。有りて在る者は、無くて無い者になれるだろうか?生滅自在の世界に、貴方は棲んでみたいですか?縁切り寺に駆け込んだその足で、縁結びの神に神頼みと言うのも有りですか?

人間はとかく人間のままで居たがる。
人が神へと脱皮するのは多少の煩わしさを伴うのかもしれない。だからと言って人生も10万回もやったら飽きてくる。チャンスは逃さず掴みたい。2万6千年振りに巡ってきた大チャンスを人類はまた逃そうとしている。まあそれも選択の自由だからね。チャンスをことごとく逃し続けるのが人間たる貴方の個性です。神と仏を葬り去って、今日も悪事に励みます。無神論者の誘惑に負ける貴方はいかにも貴方らしい。
いくら目を凝らして探しても神は何処にも居ない。こうなると自分が神になるしか手は無い。神は死んだ。そしてナノ秒後には復活した。来世もどうか人間であります様に、無神論者の貴方は誰に祈りましたか?

現状維持と変革、貴方はどちらを採りますか?進化と現状維持、一体どっちがいいのだろうか?激変と緩慢な変化、どっちが自分向きなのか?
「The snake which cannot cast its skin has to die.
(脱皮できない蛇は死ぬ)」とニーチェは言った。人間というマンネリズムは単調で退屈だから、火山噴火やウィルスで揺さぶりをかけて見ましょう。果たして人類の滅亡は秒読み段階に入ったのでしょうか。

生きるか死ぬかの瀬戸際で、神なのか人なのかと迷ってる暇はない。時間とは状態の変化である。画面がフリーズしたら、それを永遠と呼べるのでしょうか?脱皮中に命を落とす奴は一杯いる。人口爆発は人類絶滅と裏腹でもある。勿論温暖化は氷河期とセットである。クエン酸と重曹を足したらそれは果たしてプラマイゼロなのか?

変化と現状維持の狭間で、地球も人類も揺れに揺れている。

現在室温は26℃か。夏も盛りを過ぎたので( Dog days are over. )、秋を先取りして長袖シャツにしました。季節の変わり目に体調を崩したりくしゃみを連発する人がいます。自分の体温低下に鈍感なのです。

現代人はとかくお腹を冷やし過ぎる。暑いから冷たいかき氷とか短絡的すぎる。そのせいかどうかお腹にカビが生えやすい。地球環境ばかり気にして、自分の腸内環境には無頓着なんです。

周囲を見渡すと既に秋を準備中です。

柿の実
青い甘夏







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