先生と私 一

 私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚はばかる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。
 私が先生と知り合いになったのは、この記事がきっかけである。

私は人生に疲れていたわけでもお姉様を欲していたわけでもないが、この記事が私を動かしたことは事実である。
これからここに、私と先生とのやり取りを可能な限り公開していこうと思う。

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