フジムラ イッコウ

ソフト開発、海外営業、商品企画、事業企画などを経験し、10年勤めたメーカーを退職。独立…

フジムラ イッコウ

ソフト開発、海外営業、商品企画、事業企画などを経験し、10年勤めたメーカーを退職。独立した暇人。 最近はPython, Django, 機械学習を習得中。ビジネスデザイナー&プログラマ(になりたいな)

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イノベーションの極意

1)社会に出る 2)理不尽な出来事に会う 3)感情を爆発させる 4)相談する 5)独創的な解決策を発見する 6)理不尽な出来事を乗り越える イノベーションのお作法ではない。 ドラえもんの話である。 ふと思った。ドラえもんがすごいのではなく、のび太がすごいのではないかと。(ドラえもんサロンでは、もうそういう話は出尽くしているかもしれない。) のび太の間違いなくすごいところは、「己の弱さを認めている強さ」にある。かなりの頻度で意地悪されているにも関わらず、懲りずに社会に(公

    • 伝わらないことから

      「やりたいこと」を整理しようと、毎日思いつくことを言葉にしていきながらふと思った。「やりたいこと」だけではなかなか相手には伝わらないのではないか。そもそも「伝わる」とはどういうことなのだろう。 相手に伝えるには、考えていること・感じていることを「形」にしないといけない。言葉であったり、絵であったり。もし同じ空間を長い時間共有できるのであれば、表情や仕草、身体的な接触などで表現することもできるだろう。そこには何かしらの「シグナル」がある。 そのシグナルが、自分寄りなのか、相

      • 都会的田舎と、田舎的都会

        今日も友人の土地で開墾のお手伝いをした。単純作業を繰り返しながらひたすら身体を動かしていると、目の前の物事に対する集中力は研ぎ澄まされていく。 ふとした瞬間に、思考のスイッチが入ることもある。友人からの問いかけがきっかけになることもあれば、なんとなく自然と浮かび上がってくるようなこともある。これから個人的にやりたいことや、地域社会にとって必要そうなこと、世界がどう変わっているか、とか。 個人的にやりたいことはデータ分析や機械学習の領域だが、これは「今の自分ができること」で

        • 観光業界の3つの変化

          NewsPicksのオリジナル番組、THE UPDATEの「観光業界にチャンスはあるのか」を視聴したので、その感想を整理してみた。 はじめに 今のこの「全世界同時鎖国」のような状況がどうなっていくのか。 特に、観光業に携わられている人たちがどういう風にその動向を見ているのか。 根本的な原因ではないにせよ、ある面では、現代社会やテクノロジーが可能にした新しい遊びである「観光」によって今回のパンデミックは助長されてしまった、といっても過言ではない。所得に余裕のある中産階級が多

        イノベーションの極意

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        • 日記
          4本
        • 開墾
          3本

        記事

          好きだと思うことの裏側に

          とあるサービスを作りながら、自分が好きな作業があることに改めて気がつく。昔からそうなのかわからないが、その作業をやっている間は集中力も高い。 それはざっくり三つの工程に分かれている気がする。 1)(誰かの)意図を読み解く 2)それを図で整理する 3)図を(キレイに)作る 1のようなところから始まるのは自分らしいな、と思う。誰かが発した物事を受け取るタイプなのだろうか。けっこう臆病なところはあるし、昔から恥ずかしがり屋だった。間違いなくファーストペンギンではない。ただ、臆

          好きだと思うことの裏側に

          愛着

          友人の家の土地(里山と言っていいのだろうか)に立って、単純作業をしたり、あれこれ考えたりしながら時間を過ごしていくと、「愛着」のようなものが湧いてきていることに気づくことがある。 自分自身と、その土地にはこれまではなんの関係もなかった。ただ、少しだけ草を刈ったりしてそこにいるだけなのに、である。 その「愛着」のような感情に気づいた時に、恥ずかしくもあり、おこがましさのようなものを感じてしまう。そこで堂々とこれからのことを語る資格なんてないはずなのに、自分の欲求を満たすため

          開墾、はじめました

          先週から津屋崎のある場所の開墾のお手伝いをさせてもらっている。毎日作業をしているわけではなく、週に一回ほどのペースで。 普段はパソコンに向き合って論理的なことばかり考えているので、頭と身体のモードを切り替えるのにはとてもいい。福岡県でも自粛が解除されたが、家にいる時間が長くなってしまったせいで、身体が鈍ってしまった。こういう場所や時間があることは本当にありがたい。 「開墾」といっても重機を使うわけではない。鎌やノコギリなどを使ってひたすら雑草や竹などを切っていく作業をして

          開墾、はじめました

          オランダの歴史 『寛容とはなんなのか』

          今回はオランダの歴史『寛容とはなんなのか』編である。 前回の記事ではオランダは「寛容と開放」の国という話をした。オランダの国王がそう表現しちゃうぐらいなので、そういうところにアイデンティティがあるのだろう。なんか器の広そうな国、オランダ。 しかし、果たしてもともとそういう人たちの集まりだったのだろうか。それとも何かがそうさせていったのだろうか。そして本当に寛容と開放の国なのか。今回からこの辺りを考えてみたい。 ながい年表をまだご覧になっていない方はぜひ以下の記事を読んで

          オランダの歴史 『寛容とはなんなのか』

          寛容と開放の国、オランダの歴史

          オランダ滞在中にオランダの歴史について勉強してみた。 世間はすでに新年の仕事が始まっているらしいが、会社をおいとましたわれわれ暇人には時間がある。定職の仕事はないが、やりたい仕事はいくらでも作り出せるのだ。本気を出せば社会を暇人だらけにすることにコミットすることもできるが、暇人市場がコモディティ化してしまうのでやめておこうと思う。 参考文献は、桜田美津夫著の「物語 オランダの歴史」だ。とてもわかりやすく、オランダ愛が詰まった本である。オランダに入国する際には、パスポートコ

          寛容と開放の国、オランダの歴史

          ちょっとのたくさん。

          いま、ぼくはこの日記をオランダで書き始めている。 文体も一つに決めずに混ぜていくのがおもしろいのではないかと思う。 だって、人ってそんなもんですしね。いろんなお顔がありまする。 noteの存在は知っていたが、インターネットの世界にあふれかえっている手段の一つぐらいにしか思っていなかった。良い「道具」のつくり手であることにこだわるあまり、「道具」を使う側には関心がなくなっていたのかもしれない。 作り手として、少し焦りにも似たまなざし。 意地?(相変わらず頑固なようで) い

          ちょっとのたくさん。

          デザインを学ぶ楽しみ

          2019年9月17日、アムステルダムのDroog Cafeで、私と同じくMFA(Master of Fine Arts)の取得を目指している友人と話をする機会があった。それぞれ興味を持っている大学院や専攻はとても似通っているし、卒業後にやりたいことが、「旅」や「メディア」だということにもとても共感した。 そこまで同じ方向を向いていながらも、実は会話をしながらどこか根本的に違う部分があるようにも感じていた。友人がどう考えているかは正直わからない。わたしにとってデザインを学ぶこ

          デザインを学ぶ楽しみ