Factorioで宇宙を探検しよう(Space Exploration MOD紹介&攻略) Part.2
前回パートでは、宇宙空間に工場のベース部分を構築し、宇宙サイエンスパックによる研究が開始できるようになりました。
ここからはいよいよ、Space Exploration MODで追加された様々な鉱石が登場する、本格的な宇宙開発がスタートします。
前回記事はコチラです。
Space Exploration攻略 ~新鉱石を使った研究体系
なんか知らない単語がいっぱいある。
宇宙サイエンスパックでアンロックされた大量の研究項目を見たあなたは、そう感じたことかと思います。ロボット移動速度や掘削効率等、バニラでもおなじみの研究もあれば、イリジウム処理・ホルミニウム処理など、耳に馴染みのない謎の単語も並んでおり、少々面喰います。
しかし、研究の構成を紐解いていく内に、宇宙研究の体系は意外とシンプルなパターンとなっていることが分かります。
メインとなる鉱石ごとの4つの大きな体系
宇宙サイエンスパック以降の研究は、大きく下記の4体系に分類されます。
材料 : イリジウムをメインで使う研究体系。プレイヤーの装備や、モノの流通に関連した施設の研究が多く、工場の効率化に役立ちます。
エネルギー : ホルミウムをメインで使う研究体系。発電や冷却といったエネルギーの伝達に関連した施設の研究が多く、工場を支えるインフラ強化に役立ちます。
天体 : ベリリウムをメインで使う研究体系。ロケットの故障率の低下や発射コストの軽減、宇宙船開発等、天体間での流通が盛んになるにつれて、非常に重要となります。
生物 : ビタミランジェをメインで使う研究体系。プレイヤー自身のスペックを強化する生体強化や、敵性生物を使役するなど、敵/味方の生体に関わる研究が主となります。生体強化:研究や生産力モジュールといった、研究で消費するサイエンスパックの節約に繋がる最重要研究が含まれるため、個人的には最優先で進める研究体系となります。
※これらの鉱石って何か元ネタあるんですかね……ご存じの方がいたら是非教えて下さい研究レベルによる体系
前述の4つの大きな体系それぞれの中には、レベル1~レベル4といった研究段階が含まれています。
各体系の進め方としては、
■レベル1のカタログ&レベル1のサイエンスパック研究を行う
■アンロックされた研究を行う
⇒アンロックされる研究は、純粋に便利なものと、次のレベルの
研究に必要なレシピや施設に関する研究に大別されます。
■レベル2のカタログ&レベル2のサイエンスパック研究を行う
■アンロックされた研究を行う
:
:
(以降レベル4まで続く)
といった流れとなります。
上記1.~2.の内容を図で表すと、下記のような感じとなります。
続いて、この各研究段階(図の矢印)を進める基本的な流れや、どういう順番で進めるのがオススメか、といった点を説明したいと思います。
Space Exploration攻略 ~研究段階を進める流れ
前述の各体系、各レベル毎の研究の進め方は、基本的に以下の流れになります。
カタログを研究する。
カタログの研究で新たに追加される、4種類のデータの製造ラインを構築する。
カタログの製造ラインを構築する。
インサイトの製造ラインを構築(Lvが上がる場合はレシピを改良)する。
重要なデータの製造ラインを構築(新しい研究体系が増えた場合はレシピを改良)する。
サイエンスパックを研究する。
サイエンスパックの製造ラインを構築する。
4種類のデータを作成するためには、前章で出てきた鉱石が必要となります。そのため、ある研究分野を進めたい場合、その分野に対応した鉱石の生産拠点を建設しなければなりません。
カタログは、4種類のデータがそのまま材料となります。
インサイトは、カタログが材料となります。カタログやサイエンスパックは、研究の段階が進む毎に新しい名称のものが出てきますが、インサイトは、〇〇インサイト(e.g. 材料インサイト、エネルギーインサイト)という1種類のみです。ただし、材料に使うカタログが高級なものになるにつれて、インサイトの生産効率がどんどん上がっていくので、新しいカタログが作れるようになるたびに、インサイトの製造ラインは必ず見直すことをオススメします。
重要なデータは、インサイトが材料となります。最初は、1種類のインサイトから製造するレシピしかありませんが、製造可能なインサイトの種類が増えることで、複数種類のインサイトを材料とした、より効率的なレシピが解放されていきます。最終的には4種類全てのインサイトを組み合わせた、最高効率のレシピにて製造できるようになりますので、新しい種類のインサイトが作れるようになるたびに、重要なデータの製造を見直すようにしてください。
■重要なデータの製造レシピの推移
・1種類のインサイトを使ったレシピ
インサイト36個 ⇒ 重要なデータ4個(インサイト:データ=9:1)
・2種類のインサイトを使ったレシピ
インサイト18個×2種 ⇒ 重要なデータ6個(インサイト:データ=6:1)
・3種類のインサイトを使ったレシピ
インサイト12個×3種 ⇒ 重要なデータ8個(インサイト:データ=4.5:1)
・4種類のインサイトを使ったレシピ(最高効率)
インサイト9個×4種 ⇒ 重要なデータ10個(インサイト:データ=3.6:1)
Space Exploration攻略 ~オススメの研究順序
前述の通り、重要なデータを効率よく製造するには全種類のインサイトが必要になることから、まずは各体系をLv.1まで進めることをオススメします。その中でも、個人的には生物(生体強化:研究、生産力モジュール)を最優先に、次に材料(スラスタースーツ、ジェットパック)やエネルギー(ロボット移動速度、レーザーダメージ)、最後に天体の順を推奨します。
ここまでで、宇宙空間での研究の大体の段取りについて説明しました。文章ばっかで眠くなってないですか?大丈夫ですか?
ここからはいよいよ、研究に必要な鉱石を求めて、別の星に足を踏み出します。
Space Exploration攻略 ~Nauvis以外の星に生産拠点を作ろう
慣れ親しんだNauvisを離れ新しい星に降り立つには、入念な準備が必要です。準備すべきことをざっくり挙げると、だいたい以下のとおりです。
進出先の星を選定する
新しい星に持っていく物を揃える
リモートでNauvisのメンテができる状態にする
まずは、なんと言ってもお引越し先の星選びです。
しかし、Nauvisと同じ恒星系だけでも数十の星があり、あれこれ見ていると目移りしてしまいます。そこで、物件選びのポイントとして重視したい点をご紹介していきます。
物件の売り(主要な資源)がニーズにマッチしているか
会社の近くがいい、飲み屋の多い所がいいなど、みなさん物件選びでも、これだけは外せない!というポイントがあると思います。同様に、当然ですが、欲しい資源が十分に採れる星かどうかは最重要のポイントとなります。Nメニューのロケーション一覧に主資源のアイコンが出ているので、欲しい資源が主資源となっている星を探しましょう。物件の間取り
間取り(星の大きさ)は、その星の資源の総量に関わるだけでなく、コアマイニングの効率に大きく影響します。大体の場合、採取した資源はデリバリーキャノンで送ることになるのですが、Nauvis以外の星は資源が偏っていることが多く、デリバリーキャノンカプセルさえ安定して作れないような資源分布であることが良くあります。そんなときに、コアマイニングで最低限の資源が確保出来るかどうかはかなり大きいので、同じような条件の星が候補にある場合は、大きい方をオススメします。
4畳半(半径3桁)だと雀の涙ほどの資源しか取れませんが、3LDK(半径9000over)ともなれば、コアマイニングだけでちょっとした工場が回るレベルになります。
お隣さん(バイター)事情
物件選びの運ゲー要素、それがお隣さんです。どれだけいい物件でも、お隣さんガチャを外すと一気に住みづらくなるものです。Nメニューでは脅威度という値でバイターの密集度が分かったり、surfaceを見る(内見する)ことが出来るので、最初の内はお隣さんが居ない物件(脅威度0%の星)を選ぶようにしましょう。インフラ(光力や水の有無)は大丈夫か?
流石に日本でインフラの有無が問題になるような物件は滅多にないと思いますが、宇宙の荒野にそんな常識は当てはまりません。
とりわけ問題になるのは水で、資源だけを見て行ってみたら水が無かった、なんてことになったら大変です。Nメニューで水の有無を確認しておきましょう(最悪、他の星から氷をキャノンで持ってくることで成立させられないことも無いですが、序盤はオススメしません)。
あとは、恒星から遠くなる程ソーラパネルの発電率が低くなり、発電率の低い星では、原子力発電所を建てない限り死ぬほどソーラパネルを置かないといけなくなるので、要チェックです。
移住先の星が決まったら、お次は荷物の準備です。
最低限、次の設備が作れるだけの物資を積み込みましょう。
基本的な加工品が作れる工場
インサータやコンベア等が現地で作れるようにさえなれば、その後は現地調達で何とでもなりますが、それらを作るための工場に必要な資材は持っていくべきでしょう。
ここは、必要な物を1つ1つ挙げだすとキリがないため、下記にミニマムな工場のサンプルを置いておくので、参考にしてください。
■ざっくり必要になりそうなものを生産する工場のサンプル
■原油処理設備のサンプル
■よく使う物品を製造するバザーのサンプル
発電/蓄電設備
ソーラーパネルは数千枚程度はあった方がいいです。あと、ウランが採れる星なら原子力発電施設。資源採掘設備
掘削機や油田など。ロボットとロボットステーション
制御基板や発展基盤など、原料系を1000個ずつくらい
何かあったときにハンドメイドできるように、原料系もある程度あるといいです。ランディングパッド/ミサイルサイロ/1フライト分の貨物ロケットセクション
新しい天体に行ったら、とりあえずランディングパッド。また、不測の事態で戻って来れるように、1フライト分の貨物ロケットセクションは持って行っておくのが吉です。
持っていく物の積み込みができたら、最後に、留守の間に荒らされないようにNauvisがリモートでメンテできるようにしておきましょう。
荒れる要因は主にバイターと隕石で、バイターについては、早々来ないように、汚染範囲がカバー出来るように長距離砲を配置しておくのがいいです。また、隕石で設備が壊れても修復できるように、ロボットが十分に稼働できるようにしておきましょう。
Nメニューの「surfaceを見る」はとても優秀で、見ている先の施設のオプションを変えたり、下部メニューのコピペや建設計画の作成・登録がその場にいなくてもできてしまうため、ロボットさえあれば、一部の作業(回路ネットワークのケーブルを引いたり、モジュールを付けたり)以外はリモートで出来ます。(※2022/8/28修正:Nメニューから回路のケーブル引けるよとの情報を頂き、やってみたところ出来ました。これは便利だ…。)
Part.1の記事でご紹介した、ロボットを自動補充する仕組みを作っておくことをオススメします。
全ての準備が整ったら、いよいよロケットで目的の星に出発します。
目的地に着いたら、後はおなじみの作業です。大体、以下のような流れでしょうか。
電気インフラやロボネットワークの整備
基本的な生産ラインの構築(上記の工場サンプルを参考にして頂ければ)
各種の資源採取施設の建設と、構築した生産ラインを接続する(上記サンプルでは、ラウンドアバウトで作った積み下ろし駅と、資源採取施設を鉄道で接続する形を想定しています。もし解説を必要とする声があれば、個別の記事にしようと思います。)
対象の星の目的の資源をいい感じに加工し(※)、デリバリーキャノンまたは貨物ロケットでNauvisOrbitの宇宙工場に仕送りするための設備を構築
(※)デリバリーキャノンで送る場合は、各種インゴット(またはスパイスビタミランジェ、ヴァルカナイトブロック、クリオナイトロッド)まで加工し、 貨物ロケットで送る場合はさらに〇〇板(イリジウム板等。ビタミランジェの場合は抽出ビタミランジェ)まで加工するのが推奨です。
さて、長くなってしまったので、そろそろこの辺りで区切ろうと思います。
今回は、宇宙研究の進め方の大まかな流れと、それを実行していくための、Nauvis以外の星の拠点作りについて解説しました。
次回は、宇宙研究が進むにつれてアンロックされていく各種施設や研究についての個別の解説や、今回書ききれなかった様々な注意点について列挙していこうと思います。
To be continued…(次はなるべく2か月以内に)
次の記事が出来ました。
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