見出し画像

Factorioで宇宙を探検しよう(Space Exploration MOD紹介&攻略) Part.3

 お久しぶりです。前回、次こそは更新ペースを上げたいなどと宣っておりましたが、恐ろしいことに、気付けば5ヶ月が経っていました……。

 0歳児の育児がまあまあ過酷でやる気が出なかった、
というのがメインの言い訳です。が、実際は、思い付きで始めてみたマイ宇宙工場の抜本的リフォームが想像以上に難航し、キリ良いところまでいったらNoteの方を再開しようなどと思っている内に、余裕で数か月かかった、というのが実態です。
 とはいえ、こんなマイナー of マイナーのような記事ですが、幾許か見てくださる方がいらっしゃるようでありがたい限りです。たった一人でも、これをみてSpaceEx始めてみようと思った方や、攻略の助けになったという方が居れば幸いです。

 さて、前回は後半戦(深宇宙サイエンスパック)に至るまでの、4分野の研究を進める流れについて解説しました。本章では、それらを進めていく中で、施設の使い方が分からなかったり、個人的に悩んだ点等を具体的に挙げて解説していこうと思います。

前回記事はコチラです。


Space Exploration攻略 ~色んな施設の活用法 

 Space Explorationでは、バニラにはなかった様々な施設が登場します。が、マニュアルやゲーム内に碌に記載がなかったりで、研究したけど使い方が良く分からん、ということになりがちです。
 以下では、Space Explorationで出てくる様々な施設について、使い方や注意点をざっくり紹介します。全ての施設を網羅はしておらず、特に気になったもののみ紹介しています(もし、コレも良く分からんというものが他にあれば、コメント頂ければ追記するようにします)。

コンデンサータービン

 原子力発電等で使う蒸気タービンは、蒸気が入ったら電気が出力されて終わりですが、コンデンサタービンでは電気と共に水も出力されます。そのため、蒸気タービンをコンデンサタービンに置き換え、コンデンサタービンから出てきた水を使って再度発電を行うようにすることで、発電に必要な水の量を極めて小さくすることが出来ます(発電効率は75%に下がります)。
 コンデンサタービンが主に活躍するのは、水の無い環境です。他所の星から氷の形でデリバリしたり、コアマイニングで得られた貴重な水を無駄使いしないために、そういった場所では蒸気タービンの代わりにコンデンサタービンを使いましょう。
 気を付ける点としては、蒸気タービンと違って、水が詰まって発電が出来ない、という状況になりがちな事です。特に大規模な発電設備を作る際には、排水で詰まって発電効率が下がらないように、排水用のパイプの容量には注意しましょう。

戦闘用デリバリーキャノン

 デリバリーキャノンの兵器版で、同じ恒星系の任意の場所に対してロケットを打ち込むことが出来ます。
 特に有効なのが後述の疫病ロケットで、疫病ロケットをこれから行きたい星の任意の場所に事前に撃ち込んでおくことで、画面を重たくすることなく、スムーズに殲滅することが可能です(現地に降り立って手でミサイルを撃ち込んだ場合、キレたバイターくんが星中から集結してくるので、そういう意味でもデリバリーキャノンが安全です)。

宇宙船ドッキング

 これについては、次章Part. 4(宇宙船特集)にて解説します。

急速充電施設

 ロボットステーションと同様に、ロボットの充電を行う施設です。ただし、ロボットステーションの充電が、普通に寝て休んで回復するくらいだとすると、急速充電施設の充電は、ドラゴンボールのデンデの回復くらい一瞬で回復します。超早いです。ただし、ロボットステーションと違って、ロボット自体の格納は出来ません。
 そのため、建築/物流ロボットを格納しているロボットステーションと、ロボットの作業場所の間に置いてあげることで、充電のボトルネックを解消する、という使い方が主になります。

エナジービーム

 天体間のエネルギー送受信を行うための施設です。Factorioを始めたばかりの頃、初期の火力発電から中盤の太陽光発電に移行したときには、その手軽さに感動し、また、終盤の原子力発電に移行したときには、その桁違いの出力に驚嘆したことかと思います。エナジービームは、それらに匹敵する第三の革命です。
 主な使い方は、下記のように、ソーラーパネルの発電効率が極めて高い(Nauvis比1500%程度)恒星軌道上にエナジービームの送信機を設置し、エネルギーを受け取りたい側にエナジービームの受信機を設置します。

エナジービーム送信側です。上記のように、エナジービーム注入器・エナジービームチャンバー・エナジービーム照射機を組み合わせます。
接続されているエナジービーム注入器の数×1GWが、接続されているエナジービーム照射機に割り当てられます(上記画像では、5台接続されているので、合計5GWの出力)
エナジービーム受信側です。エナジービーム受信機の周りが超高温(~1万℃)になるので、その熱を使って、高度熱交換器→高温タービンジェネレータと繋げて発電しています。
上記はシンプルな構成なので、より大規模にする場合は、エナジービーム受信機と高度熱交換器の間に強化ヒートパイプを置いて、各施設をスケールアウトしやすい構成にするのがいいでしょう。

 ここから電気を生み出すには、後述の、高度熱交換器/高温タービンジェネレータを使います。エナジービームを使った発電は、以下の特徴があります。

  • 出力が非常に大きい:1基で数GW/sが賄えてしまうため、新しい天体に進出する際の電気インフラの設置がとてもコンパクト&お手軽になります

  • 出力が安定している:昼も夜も関係なく発電でき、他に必要なリソースもないため(あえて言うなら水)燃料切れも起こさず、メンテナンスが非常に楽です

  • 恒星系をまたぐと効率が下がる:ある恒星にエナジービーム送信機を作ってしまえば、その恒星系内のエネルギーは賄えますが、他の恒星系や小惑星帯への送信は、送信効率が大きく低下します。そのため、これまで進出していなかった恒星系に進出する際には、まず進出先の恒星にソーラーパネル&エナジービーム送信機を作っておくことをオススメします。

  • 稼働開始に時間がかかる:高度熱交換器/高温タービンジェネレータと組み合わせる場合、受信側が5000℃を超えていないと発電できないため、稼働開始に時間がかかります。そのため、新しい星を開発する際には、まずエナジービーム受信機を設置し、エネルギーの受信を開始しておくことを推奨します。
     これを忘れていると、乗ってきた宇宙船の電気を使うなどして開拓の初期は凌げても、いざその星の発電設備に切り替えようという際に、エナジービーム受信機が温まっておらず、途方に暮れてコンビニに行って時間を潰したりするハメになります(5000℃まで温めるのに、割と30分くらいかかります)。

  • 宇宙船にも搭載できる:エナジービーム受信機は宇宙船にも搭載でき、ある程度のサイズの宇宙船を運用していく場合には必須級です。宇宙船が動いている間は受信できませんが、普段停泊している場所にエナジービームを送信しておくことで、停泊中に熱の補充が可能となります。

総じて、非常に有用な施設であり、他の発電方法を全て過去にしてしまうレベルです。是非使い方をマスターしてみてください。

高度熱交換器/高温タービンジェネレータ

 超高温の熱源(エナジービーム受信機や反物質反応炉)を使って発電を行うための施設です。組み合わせ方は、上記のエナジービーム受信側の画像の利用例の通りです。
 高度熱交換器は、水と熱を与えることで超高温(5000℃)の蒸気が得られ、高温タービンジェネレータは、超高温(5000℃)の蒸気を与えることで、電気と水と高温(500℃)の蒸気が得られます。なので、あとは高温(500℃)の蒸気の処理のために、蒸気タービンやコンデンサタービンを繋げるという構成になります。
 注意点としては、高温タービンジェネレータから出力される水の勢いがすさまじいので、何だか思ったより発電量が小さいな、という場合は、上手く排水できていないことが多いです。高温タービンジェネレータを並べる際は、スペースにゆとりをもたせて、ポンプなどを使って全力で排水するようにしましょう。

疫病ロケット

 1発撃ち込むことで、その天体に住む生物を根絶やしにするヤバい爆弾です。こいつが作れるようになったら、永かったバイターくん達との戦争は、工場長の勝利として実質終焉を迎えます。
 ただ、そんな超兵器疫病ロケットですが、ざっくりデメリットが3点ほどあり……

  1. 処理が重くなる
     疫病ロケットを打ち込むことで不可視の毒がどんどん広がり、天体中の原生生物を根絶やしにしていく様は圧巻ですが、時間経過とともに影響が加速度的に広がっていくため、当然処理も加速度的に重くなります。
     戦闘用デリバリーキャノンで撃ち込んで後は見ないようにする、というのが有効ですが、うっかり手動で打ち込んでしまった場合、殲滅が終わるまでPCがクソ重状態になり、途方に暮れてコンビニに行って時間を潰したりするハメになります。

  2. 星が永久に汚染される
     これまで大気汚染や水質汚染等、無数の環境汚染をやってきた工場長ですが、疫病ロケットはそれらの比ではありません。疫病ロケットの研究には、疫病ロケットの毒を解除する方法は含まれておらず、なんと、一度疫病ロケットを撃った天体は、永久に汚染惑星となってしまいます。とはいえ、宇宙空間と同様に、生命維持装置を付けていれば何事もなく活動できるので、特に気にするレベルの影響はないでしょう。

  3. ビタミランジェも根絶やしになる
     1.~2.は正直大したデメリットではありませんでしたが、1点致命的なデメリットがあり、疫病ロケットの毒は、バイターくん由来である、ビタミランジェを破壊してしまいます。なので、ビタミランジェ目的で天体を開発する場合、疫病ロケットは絶対に使ってはいけません。

疫病ロケットを使った天体は、このように汚染惑星となってしまい、ちょっといたたまれない気持ちにさせられます。が、残念ながら、工場長の辞書には持続可能な開発という言葉はありません。

Space Exploration攻略 ~その他いろいろTips

 その他の、ちょっとしたお役立ち情報や注意点を以下にまとめます。
取り留めなく書いているので、こちらも何かリクエストや情報を頂けたら追記いたします。

衛星の打ち上げは宇宙空間からの方がお得

 衛星遠隔測定データの入手や天体を探すために、衛星ロケットサイロから人口衛星を打ち上げる必要がありますが、1回の打ち上げに、断熱材・軽量化素材・ロケット制御装置が500個に、固体ロケット燃料が1000個と、必要素材が重いのが悩みどころです。
 そこで、天文サイエンスパック2とエネルギーサイエンスパック2まで進んだら研究できる「宇宙探索ロケットサイロ」が作れるようになって以降は、そちらに切り替えるのをオススメします。
 宇宙探索ロケットサイロの場合は、一回の打ち上げに宇宙探査ロケットがたった1つ必要になるだけで、宇宙探査ロケットを作るためのコストも、上記に比べて圧倒的に軽いです。
 小惑星探査や恒星探査では宇宙探索ロケットサイロが必須になるため、当たり前のような話ですが、意外と普通の航法衛星は気付かず地上から発射し続けていた、ということもあると思いますので、見直してみてください。

なんか突然バイターが湧いてきた

 私がある日、脅威度3%(遺跡に敵がいるだけで外には居ない)の平和な衛星Juraの開発をしていたら、突然施設破壊のアラートが鳴り、慌てて現場を見に行くと、突然湧いて出てきたバイターに滅茶苦茶にされていた、ということがありました。
 突然の出来事に意味が分からず、同時期にSpaceExの攻略を進めていた友人のI氏にDiscordで訊いてみたところ、バージョンアップで仕様が変わって、ビタミランジェが取れる星では、隕石に乗ってバイターくんが降ってくるようになった、とのこと(Nメニューでは、該当する星の災害欄に、敵対性隕石と表記されています)。

当時のDiscord会話ログ。I氏はちゃんとアプデログを読んで把握していたが、彼に訊かなければ私はきっと、バイターが居ない星でも地中とかから出てくることがある、みたいな解釈をしていたかもしれない。

 この恐るべき仕様により、常に空からバイターが降ってくる恐怖にさらされることとなり、じゃあ疫病ロケットで湧いた瞬間に死滅されればいいかと言うと、「疫病ロケット」の章でも記載した通り、疫病ロケットによりビタミランジェが壊れてしまうためそれも出来ず、ということになります。
 そのため、敵対性隕石の星では、隕石は基本的に全部落とす、が対策となります。私の場合は、ある程度ビタミランジェの拠点(Calidus系のJura等)の開発が進んだ状態での仕様変更だったため、比較的なんとかなりましたが、この仕様の状態で星の開発をしようと思った場合、隕石防衛施設とその弾を大量に持ち込んでとりあえず水際対策をする、ということが必要になるでしょうか。

留守中のメンテはスパイダートロンに任せよう

 バニラ版の記念すべきバージョン1.0で追加されたスパイダートロンですが、SpaceExにおいても有用な存在です。
 主な用途は、工場長が留守の間の天体のメンテ要員になります。星を去る前に、ロボットステーション等を搭載したスパイダートロンを残しておくことで、隕石でちょっと施設が壊れたりした際等に、遠隔から修理ができるのでとても便利です(Nメニューから操作したいスパイダートロンを見ている状態で、Eメニューのスパイダートロンリモコンを選択すると、スパイダートロンとの紐づけ&操作が可能です)。

さて、本章では、細かなお役立ち情報をざっと思いつくままに書きました。
次回はいよいよ、SpaceExの中でも屈指の沼要素である「宇宙船」について書きたいと思います。

To be continued…(完結までに1年かかる説が現実味を帯びてきた)

次の記事が出来ました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?