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【さよなら】渋谷区総合庁舎

渋谷区総合庁舎が建て替えのため閉鎖、解体される。それを記念して、展覧会が開かれた。

▼廃墟趣味、散りゆくものを惜しむ気持ち、区役所をアートが占拠、普段入れないところも入れちゃう、とか諸々の人が抱く、根源的欲求を刺激され、思わず立ち寄ってしまう。

▼区役所なんだから「入場無料は当然だろ」とか思いながらも、入口で「案内パンフの協賛金、よければ200円くださいませんか」とか言われると「応援」のためだから、みたいな感じで、気持ちよく払っちゃったりする。

▼で、いまさら、いい建物なんじゃないかとか、看板を見て「職員の人は、実直に働いていたんだなぁ」とか、愛着とか思い込みとか、ガシガシ湧いてくる。用がなければ普段は絶対にいかない場所なのに。(地下の食堂はよく通っていましたが…)。

▼ああ、これは、まさに、長谷部区長のしてやったり感(悪意ある言い方)にまんまと乗せらてるということだな。とか。

▼しかしながら「公共」を徹底的に遊ぶ、解放する、場になるという意味で、ものすごく学べる展覧会でもあった。

▼ふといるカメラクルーをみやると、お台場の「キムタク」が取材に来ていたり。ナイス。

▼さて、2025年をめざす?とか言っている隣の建物、取り壊しの時、渋谷区と同じようなことができるかなぁ?来てくれる人いるんかいなぁ?とか思いながら、建物を出る時、思わず「ありがとう」とか言っちゃう自分に、笑う、雨の日でありました。

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