陰と陽

 選択に迷う時、陰(影)を多めに入れれば解決に導くことが出来る場合が多いように思う。

要するに、人は善(無難)であろうとする。

特に問題なのが、他人を思い遣る気持ちである。

これは想像なのだ。

事実、そうであるかどうかは分からない。

自分が正しいと思うことをする時、誰かにとって、それは間違いなのだ。

そうまでいかなくても、迷惑に思われる程度のことはあるだろう。

自分が我を通せば、誰かを陰に追いやるのだ。

選択肢が目の前にある。

私がそれを形にしたいと願う時、貴方の心を乱すことになるだろう。

周り全てに陽を照すような選択はないのだ。

私の進む道は、陰と陽のように、誰かを照し、誰かに陰にする。

陰にする人を、無碍にしたい訳ではない。

私が選ぶ道には、貴方の未来も存在している。

私は痛みを受ける、それが正しいと思う道を進む時。

我を通すのは、いつも難しい。

それは、誰かを傷つけるだろうと思い遣るからである。

強い選択は必ず誰かを傷付ける。

だが、弱い選択も苦労を掛けるのだ。

私が、選択肢を選ばなければ、後から来る人が苦労をする。

だけど、その時、心は傷付かないかも知れない。

無難であるならば、誰も傷付かない。

敢えて私が選ぶとすれば、その時、貴方を傷付けることを厭わないということになる。

痛みはあれど、より良い結果が残ると信じ、
私は我を通すのだろう。



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