ネムイ氏、車を買う

 事の経緯はこうである。先日、noteにてスーパーカーの写真を載せた記事を読んだのだ。

以前から車が欲しいなとは思ってはいたものの、金銭的に余裕もなくて、そんな気持ちは放っておいたのだが、、そんなカッコいいものを見ると気になり始めてしまいnoteの続きそのままにスマホにて検索を掛ける。

しばらく調べていると、今までで1番良いのが見つかる。ずっと気にかけていた車。

旧車の部類になるだろうその車は、私の目には今だに色褪せない輝きがあって、昔に所有していたものより排気量が上のタイプであった。

翌日、昼休憩にメールで見積もりをお願いし、その翌日に電話を入れて購入の旨を伝えた。

サイトを見ていると、車好きな感じに思えた。
電話を掛けると、タイヤをインチアップしようと思っていたらしく、価格も変わらずでサービスしてくれるという。オシャレな方が良いと思うからとのことだった。

これは車好きな車屋さんだ。

本当は伺った方が良いのだが、都合が付かず電話にて手続きを進め段取りをして話を終える。

そして昨日、少しばかり考えた初助手席問題の回答として、長男にLINEを送る。

この車どう思う?
cool
わかるやん
これの、助手席の初乗り、乗る?
何時?

離婚して10年、、要約するとバイクに乗り換えての10年間。
私は車を所有していなかった。

250ccなら維持費もたいして掛からないし、
2人乗りも出来る。

後は、彼女なんかが車を持ってれば、全て完璧に物事が進んでゆくのだろう。

事実、1週間後には彼女はいたし、ある意味では順調に思えたのだけれども、もちろん、そんな甘いことはなかった。

別れや出会い、また別れ、、

そのさなかに、なんだかんだと転職して外仕事になってしまい、雨は休みとなり、憂鬱にもなってきた。

バイクと雨の親和性は低く、そんな時に出掛けるのは億劫であったし、ここらには地下鉄もないのだ。

ならばと、女を切らさない男になるという誓い?を無謀にも立てるも、たいして器量を持たない私は、そもそも始まらないという日々を送ることになるのだった。

仕事を覚えなくてはならないし、道具代はべらぼうに高い、遊ぶ金どころか生活費が無くないか?というか不定休だし碌でもないし?まぁそんな状況じゃない、、、そうして、底のほうで生きている人間であるということに、否が応でも向き合わされ続ける。

、、そんな5年を経て、生きてはいけるくらいにはなった。底辺は相変わらずだけれども。

車、買ってみようかなーと。

ということで。
それでは、おやすみなさい。




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