たまにする申請とかめんどき

 朝の占いで、「物事がうまくいかなくなる」との宣告を受ける。嫌な予感しかない。

昨日は逆だった。

「物事がスムーズに進む」とあり、色々と段取りを整えることが出来ていて、車の件も、車庫証明の書類を整え、今日、警察署に持っていく算段であったのだ。

仕事に出ると案の定、発注がされていない、つまり、物が入っていない。

今日は、近くの現場で仕事だと思っていたので、昼間にでも書類の申請に行こうと思っていたのに、、、。

その現場の材料がないので、遠くなってしまった。どうしたものか、、。

とりあえず、仕事の準備をした後、ひとまずガソリンを注いでから警察署へ赴く。

ホームページでは、8:30から受け付けていると書かれていた。が、、

8:05 署内に入ると受付9:00時の文字が目に入ってくる。暫く、眺めていてもやはり9:00時である。

受付に向かい、、「これって本人じゃなくても大丈夫ですか?」と、少し圧を感じる職員の方に聞いてみる。

20分くらいなら待てなくもないが、50分は仕事に影響がありありだ。代理で良いなら誰かに頼めるのだけれど。

、、、結局、本人じゃないとダメっぽい感じを伝えられる。
まぁ、委任状とか取る時間あれば、直接来た方が早いよな、、。
というか、平日の9時から16時の受付だと、月曜から土曜まで働いている私は来れないんじゃないだろうか?

一昨日、疲れて早く寝たことを悔むべきなのだろうか?頭がぐるぐるとする。

どうしたものかと車を走らせていると、つか、他の警察のとこでいけるのでは?と思いつく。
あまり馴染みがないので、最初にパッと気づけなかったが、これでなんとかなりそうな気がしてきた。

8:50 交番に着く。受付はやはり9時からであったが、優しげな職員さんから、もし書類の受付がなされた場合、県証紙なるもの2700円分が必要と教えて頂いた。
冒険のヒントをありがとう。
後、笑顔がとても素敵だ。

というわけで先手を取って、支所へと県証紙を買いに行く。

アイテムをゲットし、再び交番へ。

ここでトラップが発動。車庫証明の契約期間が、自分は申請後の日付からだと思っていたのだが、申請前の日付でないといけないとのことだった。

しかも、貸す側が記入する欄でのミスである。

このままでは、受付してもらえない、、、

だが、ここで調子に乗って馴れ合いを求めてはいけない。相手にも立場というものがある。

書いたのは自分だが、、ここは一旦退却。

車に戻り、書くか?と自身に問うてみると、
コンマ5秒で勿論だ!と返ってきた。

しかしながら、駐車場で書いてすぐさま出戻るのはあまりに品が無い。
それはもう破廉恥である。

あくまで、無くは無い。
というか物事には順序やマナー、モラルやetcや、グレーってのがあるのだ。

一呼吸を入れる。

........

そうして、私は車で交番を右折。ワンブロックを進んで停車。信号を慌てず、ゆっくりと1つぶん待ってからキリッとUターンして再び交番へと赴く。

カップ麺なら充分に作れる時間を掛けた。

受付では、お爺さんが何やらそちらはそちらで申請中であった。

先程の方がこちらを見て、右手でokをこそりとくれる。

お爺さんが一旦、長椅子に戻るタイミングで私は角に座り直す。当然のように、お爺さんからありがとうと感謝の言葉を貰う。

心象を良くすることに余念はない!

私を助けることに一抹の不快感も持たせはしない。

そして、私は呼ばれた。

偶然、父と出くわして書類を書き直してもらった。なんかタイミング良く。

と、そのような文言も浮かびもしたが、私はまどろっこしいまねはしないのだ。
そう、私の手や心を汚しても、相手の手を汚すような真似はしてはいけない。

一言目はこうだ。

あのー、車庫証明の申請したいんですけど?

今日、初めて来たていをよそおったのだ。

職員さんは、温かく手続きをしてくれた。

瞬間、ハンターハンターの蟻編でのひとコマが頭に浮かぶ。

「言えねーし、言わねーんだよな?」
「...じゃあ聞けねーし聞かねーよ?」

無事、、申請を終えた。

もしかしたら、拈華微笑かも知れない。

おやすみなさい。



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