ライフルがほしい

 その昔、模型屋さんに置いてあったライフルが欲しかった。

ようやく買おうと気持ちが固まり、仕事に早くけりが着いた今日、帰りがてら模型屋に寄る。

そのライフルが無いのはもちろん前から知っていた。

今はもうエアガンすら置いて無かった。

前に来たときは、ガンプラは数こそ少なくなったもののまだ並べてあったのだが、それも全て無くなったいた。

バイク、車、戦車、戦闘機、ヘリ、ラジコン、城、ミニ四駆、、、。

店のドアは半開きで店主は留守であった。

まぁそんなもんである。

バイクを眺めていると帰って来た。

私は奥へ入り、今度は戦闘機を観る。

スピリットファイア、、、に目が留まる。

スピリットオブファイアはシャーマンキングのハオ様の持ち霊である。

なので、これにした。

これはイギリスの傑作機らしく、のちにイギリス出身のリゼリグ・ダイゼルがS.O.Fを使役するという流れに合点をする。

別に作りたいわけでもないし、戦闘機を作ったこともない。

ただなんとなく、入ったらなんか買おうとは思っていた。

袋はなぜか、しまむらであった。前回もそうだった気がする。

そういえば駅前のアーケードに模型屋が出来ていた。
まだ入ったことはないのだが、今度、向こうにも行ってみよう、とつらつらと考える。

帰り道、ダセェなと思う。欲しいものは無くなるのだ。カッコよく無理して買っておけばよかったのか、、どうなのか、、。

「カッコよさは破滅に繋がる」とは三浦綾子さんの言葉だが、その時々で買ったとしても破滅してないものって幾つかある。

その中である意味、取り返しのつかないものは見た目が好きな古い車。

まぁ、安かったんだけど、それ以上に金が無かった。

気に入ったものって、やっぱり年月が経っても、あれってカッコよかったなと思い出す。

、、自分の身に、カッコ悪いことは山程ある。

「味わった屈辱が多いほど器はデカくなる」とはジャック・マー氏の言葉だ。

今日、現場で会った方とトラブルがあり、処理後に施主さんを含めて話をしていた際、この人は、そんな器の小さい人ではないと相手から言って頂いた。

大したことはしてない、というかこっちが悪いんですけどね。

褒めて頂けるって有り難いことです。

とりあえず、なんとか生きていけるなと思う、 今日この頃でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?