振り返れば俺がいる(64)音楽について(その6)中学生の頃の音楽体験(前)
――ようやく小学校を卒業しました(笑)
「音楽編」も長くなりそうですね(^^;
――中学校時代はどんな音楽に触れたのでしょうか。
小学生の頃は、いつも遊ぶ友達っていうのも大体決まっていて、そんなに人間関係も広くなかったんですよ。
でも、中学に入ると、自分が卒業した小学校以外のいろんな学校から人が集まるわけじゃないですか。
そうすると、いっきに知り合いも多くなりますよね。
そんな中でカルチャーショックを受けた一つが、CDの存在でしたね。
――カルチャーショック(笑)そこまで違いがあったんですか?
それまでの私は、マンガ、ゲーム、テレビしか興味がなくて、バンドとかアイドルは全然知りませんでした。
ところが、他の小学校からやってきた連中、特に女子がそんな感じでしたけど、ものすごく知ってるわけですよ。バンドとかアイドルのことを。
中学校の入りたての頃に、クラスメイト向けに自分のプロフィールみたいなのを書かされたんです。それで、後日、それが教室の後ろに張り出されるんですよ。
――そんな風習があったんですね。
そうなんです。この風習が変わっていることなのか、どうかわからないんですけどね(笑)
そのプロフィールの欄に「好きなアーティスト」みたいな欄があってですね。
なんか、はじめて見るような文字がたくさん並んでいたんです。
「ドリカム」とか「TRF」とか「ミスチル」とか「スマップ」みたいな。
――そこではじめてアーティストの存在を知ったんですね。
もうね、ほとんど外国みたいな印象でしたよ。
ホント、なんにも知らなかったから。
だからと言って、別に興味を持つわけではないんですけど、そのワードが会話の中でも自然と耳に入ってくるんですよ。
で、学校祭とかの催し物でかける曲も、クラスメイト達が話し合って、そういう音源に詳しい子がテープを作ってきて、そのテープは何回もかけるわけだから、だんだんと覚えていった感じですね。
――そのテープに入っていた曲で覚えているものはありますか?
一番覚えているのはですね。
ファンク・ザ・ピーナッツの『恋の罠しかけましょ』です。
当時は「ドリカム」すらちゃんと認識できてなかったので、これがドリカムの吉田美和のユニットだと認識したのは、ずっと後のことです。
この曲をかけながら、二人組の女子が歌いながら振付をやっていたのを覚えています。
のちに、私、ドリカムのライブで、ファンク・ザ・ピーナッツの再結成を生で観ることになるんですが(2017~2018年にかけて行われたドリカムのライブツアー)、この時はそんな未来を知る由もなかったですね(笑)
――なかなか思い出深い曲なのですね。
とにかく、中学の最初の方は、相変わらずバンドとかには興味がなくて、流行っているものが、やたら耳に入ってきた印象ですね。
あと、この時代を思い出す曲と言えば、スピッツの『ロビンソン』ですかね。
別にCDを買って聴いていたわけじゃないんですけど、よく耳にしたからでしょうかね。これを聴くと、ものすごく中学時代を思い出します。
今ではカラオケでも歌うくらいお気に入りの曲です。
(次回に続く)
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