企画担当の木村和博です。

本日よりこのnoteで「杜子春たち」の創作、上富田滞在、上演の様子、これらの周辺のことについて書いていきます。

今回の企画に参加しているメンバー6人が日々、各々の好きなように書きます。僕が企画担当としてお願いしていることは「軽く散歩する気持ちで書いてもらえたら素敵だと思います。」ということです。

散歩なので、なにか伝えたいことを明確に伝えるために書かれるものではありません。

いや、でも、出発点が散歩なだけで、もしかしたら突然明確に何か伝えたくなるかもしれないし、雨に降られてすぐ帰るかもしれないし、健康のためにジョギングをはじめてしまうかもしれないし、ぶつぶつと台詞を確認しはじめるかもしれないし、振付のおさらいをはじめるかもしれないし、表情筋を鍛えはじめるかもしれないし、落ちている石を蹴りはじめるかもしれないし、冷たい空気を鼻で吸いはじめるかもしれないし

何をしているかわからないまま、でもなんとなく、ぶらぶら、うろうろ、とぼとぼ、よろよろしていたな と振り返るかもしれない。散歩する気分じゃなかったら散歩しないかもしれない。

そのくらいの気持ちで書けたら「杜子春たち」のふとした風景が垣間見えたり、臭ってきたりすると思うのです。

企画担当 木村和博

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