抜けてる、できない自分だからこそ、人に優しくなれる
何事に対しても、抜けてる、カンタンなことができない、と聞くとどんな印象を受けるでしょうか?
私は、小学生の頃、てんかんの薬を飲んでいたのがあり、すごい眠気で授業に集中できない、
靴のリボン結びが出来ない、先生の話をよく聞いていない、よく言われたことを忘れていることが多い、よく忘れ物をする、、、、、
要は抜けていました。
だから、
私は、ずっと、こんな自分だから怒られる!
もっとしっかりしないと!!
人一倍頑張らないといけない!じゃないと、
出来るようにならない、うまく行かない。
と、自分に厳しくしながら、
今の自分はダメダメだ!!
と、思っていました。
皆と同じ授業を皆と変わらず、
同じように一緒に受けたい。だけど、
そんなカンタンなことができない自分が
嫌でキライでした。
挙げ句の果てには、私は同級生に嫉妬していました。
そして兄にさえも。それだけできる人が
羨ましかった。
ボクもあんな風にできるようになりたい、、、だけど無理だろうな、と。
どこかで諦めていました。
でも、、、、、
社会に出て、気づきました。
できなくて良いんじゃないか??って。
元々できる自分になる必要がないんじゃないか??
だって何ができる?
何かできるってこと自体上から。
そう思ったのです。フッと。
このことに気付くまでは、、、、、
なんでも自分一人でやろうとしていたんですね(^_^;)
一人でできることなんて限られてるのに、無理して
本当は大丈夫じゃないのに、、、、
大丈夫です!!
と、意地をはって、強がっていたり、、。
介護施設で働いていた時なんか、、
もっともっとムリして働いて、
一人で失敗して、あげくのはて一人で抱え込んで、誰にも相談せず失敗して、
の繰り返しでした。
自分一人でやらないと意味がない!!
というプライドですなf^_^;ムダなプライドですね笑
さらには、大丈夫な姿を見せないと、周りから受け入れてもらえない、だから頑張る。
頑張って誰かに、できる自分になろうとしていたんですね。
これが根底にあったんです。
だから、なんでもできる自分の姿、影をいつまでも追いかける。
終わりのないゴールを目指して
ずっとずっと、、、、、
走り続けてきたんです。
きつかったです。苦しかったし、この苦しみ痛みをどうしたら良いのか分からず、
ずっともがいていました。
ですが、そんな私だから言えることがあります。
私が、素直に周りに助けを求めれば、
自分に素直になれば、周りは助けてくれる
無邪気な私で愛に溢れている、笑顔で楽しんでいる私を大事に生きていれば、、、
自分を大事に生きていれば、
周りは動いてくれる。
そう感じた瞬間があったんです。
そうして、
素直になった先に自分が本当に欲しかったものがある。
それは、心から自分を許せる、ありのままの自分を出すことができるという仲間、
という存在が欲しかったんです。
だいぶ間が抜けている私だからこそ、
周りの皆は、『も〜しょーがないな〜!』笑
という感じで、助けてくれたり、本気で関わってくれたりするわけです♪
これ以上の幸せはありません。
いままで、
わたしを助けてくれる人はいない、と自分で勝手に思っていました。
これは、思い込みだったんですね。
皆困っている私を見て助けてくれる、そんな人達でした。
一番、心に残っているのは、私が
小学三年生の頃。
階段から落ちて左足を骨折したボクを、
保健室まで運んでくれたんです
これがボクは何よりも嬉しかった。
助けてくれた、彼の友情に感動したんです。
私が困っていたら、人は自然に私のほうへと寄ってくる。
それは、私ができない、苦手なことを皆が知っていたからです。
だから、私は抜けてて良い、できないことが
たくさんあって良い。
その素直な自分だからこそ、
皆が助けてくれる。
できないことは、魅力、個性です。
できないことが多いから、人に優しくなれるし、周りに受け入れられる。
無理になんでも、できるようになる必要はない。
あなたは、あなたのままで良い。
読んでいただきありがとうございました。