見出し画像

やこうばす。

この世には2種類の人間がいる。
夜行バスで寝れるタイプか、そうでないか。

隣の人はヘッドホンにアイマスクで爆睡してるが、自分は未だに暗い車内でひとりだけ、スマホの明かりをこれでもかと撒き散らしている。

でもね。俺は寝れないこの感じ、好きよ。

意外と夜行バスって朝早く着くよね。6時とか。着いたところのお店はどこも空いてないけど。
でもさ、今これを夜中2時に書いてるねんけど、あと4時間で目的地に着くって考えたら早くない??
「○○しないといけない!」ってほど焦らない時間やし、「だらだらしすぎたあ」とも思わない絶妙な4時間。夜行バスって素晴らしい。

他にも夜行バスの素敵なところはある。
心地よい揺れと、決まったスペース。そして誰にも邪魔されないこの感じ。
ガタン、ガタン、のテンポから今バスが時速何km出してるんだろうって想像したり、隣の人の夢を勝手にこうだろうと決めつけて遊んでみたり、今の悩みや不満をゆっくりゆっくり溶きほぐしていったり。。。

なんかトイレとか、お風呂とかと似てる空間。
パーソナルスペースが完璧に決められていて、なおかつ絶対に干渉されない安心安全空間。

こんな時にしか出来ない、あたまの使い方があるから。
こんなときにこんな時にしか出来ない、贅沢な時間の使い方があるから。

たぶん10年後には、車を持って自分で運転して移動してたり、お金を持ってより便利な新幹線とかに乗ってるかもしれないけど。

このかんじ、大人になっても忘れたくないなって。
深夜テンションでの、ちょっとした感情の備忘録でしたとさ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?