「魔笛」 野沢尚 著

出世の道を絶たれた若手警察官が連続爆弾魔を追う話。公安警察とか信仰宗教、洗脳、幼児虐待などのテーマが周辺を固める。
ところどころグロテスクな描写があったが、それ自体が目的ではないように感じ、気持ち悪さは感じなかった。
残り100ページ強ぐらいからロングスパートに入り、そこからは一気に読んでしまった。目まぐるしく場面展開し、クライマックスに持ってかれます。
過去を振り返る形で、犯人の一人称で物語は述べられていた。
タイトルの「魔笛」の意味が分かり、なるほどなーと思った。

#書評 #レビュー #野沢尚

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