見出し画像

【壱岐新報2024.3.8】「国保財政調整基金が枯渇する見込み」が増額の理由

市議会定例会2月第2回会議初日の先月28日、白川博一市長は行政報告で「国保財政調整基金が今年度をもって枯渇する」と述べ、今後、保険料を増額する見込みがあることがわかった。来年度の予算編成から基金による財源確保に無理が生じてきたことが理由だ。このことから、来年度以降の保険料が改定され、市民は経済的な負担が増すことになりそうだ。


国民健康保険料、来年度から負担増


 行政報告では「国民健康保険は、少子高齢化、団塊世代の後期高齢者医療への移行、社会保険の適用拡大などに伴う被保険者数の減少による保険税収入の減少などがある」とし、厳しい状況が続く国保の状況を説明した。

 その上で「これまで決算補填の財源としていた国保財政調整基金が、今年度をもって枯渇する見込みであることから、来年度保険税率の改定について、被保険者(市民)が負担しなければならない状況となっている」とし、保険料増額の予定があることを述べた。

ここから先は

14,786字 / 9画像

¥ 275

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?