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【壱岐新報2022.5.20】山本啓介氏の参院選出馬応援に約750人が集結、県政報告会で強い決意

 7月10日に予定される参議委員議員選挙の長崎選挙区(改選数1)に、自民党長崎県連から出馬の意向を示す山本啓介県議(46)が14日、壱岐の島ホールで県政報告会を開き、国政への意欲を見せた。会場となった大ホールには約750人の支援者が集まり、一丸となって国政に送り出すことを確認し合った。山本氏は「今の私があるのはこれまで支えていただいた市民みんなのおかげ。これまで通りの気持ちの持ち方で国へと進んでいく」と思いを述べた。参院選出馬のために県議会議員を辞職し、今月26日に議長へ辞表を提出する予定だ。


国政目指し「がんばろう」、山本氏へエール


 報告会には、当初予定されていた来場者数500人を大きく上回り約750人が集結。予想以上の盛り上がりを見せた。運営側は連日確認される新型コロナの感染防止を徹底するため、入場口では来場者への検温実施や手の消毒などで万全を期した。

 県政報告で山本氏は夏の参院選出馬の決意を語った。「県政から一歩踏み出し国政に挑戦する。これまでは壱岐市のことを思いながらの11年間だった。多くの人達に言葉や姿勢で学ばせていただいた」と感謝を述べ、「選挙は乗り越えねばならない第一関門。これまで通り背中を力強く押していただければ必ずクリアできる」と自信を見せた。

 自民党壱岐支部江田和夫支部長は全力で応援することを決意。「本市からは1942年以降、80年間にわたり国会議員を輩出していない。今回の参院選に向け、本市は大いに盛り上がらなければならない。地元壱岐が盛り上がれば、県下の人達も必ず応援してくれる」と檄を飛ばした。

 白川博一市長は祝辞で「本市は毎年、独自の要望を県知事に対して提出している。その席に山本氏も同席し、意見を述べている。その結果、さまざまな施策が実現した。先の県知事選では、大石新知事の誕生に先陣を切って奮闘した。県知事との信頼関係と太いパイプも構築された。国政進出は市民の夢でもある。必ず実現を。私も一支持者として、全力を尽くすことを約束する」と激励した。

 山本氏の支援のもと、実現した県知事への要望は、2015年に壱岐市民病院が県病院企業団に加入し、県壱岐病院となった。勝本港の埋め立て工事や芦辺港ジェットフォイル乗り場の移転、石田港の新設整備工事、郷ノ浦港ジェットフォイル乗り場のバリアフリー化のほか、今年度から始まる駐車場整備を含めた総合整備など。

 山本氏は、県立壱岐高校を卒業し、皇學館大學文学部国文学科を修了。衆議院議員事務所に入り、防衛庁長官公設第一秘書、衆議院議員公設第二秘書を経て、2011年の県議会選挙に35歳で初当選。以降、3期11年を務め、県議会総務委員会委員長や自民党県連総務会長、幹事長を歴任した。

 県議会では、犯罪の被害者と遺族への見舞金支給や対応窓口などを定める「県犯罪被害者等支援条例」の制定を実現。離島の産業活性化と国際企業誘致の取り組みとして、インドの情報通信企業を本市に誘致するなどの実績がある。2月に行われた県知事選挙では、自民県連幹事長として大石賢吾新知事の誕生に貢献した。

 今夏の参院選長崎選挙区で不出馬を表明した金子原二郎農林水産大臣の後任候補として、自民県連が山本氏を公認した。今後は県議会議員を辞職するため、26日に議長へ辞表を提出する予定だ。

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