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【壱岐新報2022.9.30】市民団体「要望が受け入れられるまで署名活動は継続」

 郷ノ浦町柳田地区で建設計画を公表した民間運営の認定こども園建設計画案に対し、市民団体「壱岐のこどもの健やかな育ちを守る会」(山内裕司、割石賢明共同代表)が27日、郷ノ浦庁舎2階の市長室に出向き、市民から集めた「建設場所に反対する署名」を白川博一市長に提示した。同団体は先月28日から署名活動を行い、約1か月間で2550筆を集めた。同団体は、建設予定地が土砂災害特別警戒区域に隣接していることや朝夕の交通量が多いことなどから適地ではないとして、建設場所の変更を求めていた。


(認定こども園)建設地反対の署名2550筆

 署名を白川市長に提示した割石賢明共同代表は「なぜ危険な地にこども園を作るのか。市有地は考えなかったのか」と同予定地が子ども達の育成に不適地だと訴えた。白川市長は「事業者の考えもある。市が一方的に市有地提案などはできない」とし「市は建設の当事者ではないため、署名は受け取れない。事業者に渡してもらいたい」と返答した。

 同団体は、「認定こども園の建設場所に反対する署名」の活動を先月28日から始めた。署名活動を始めた理由は、建設場所で過去に起きた大雨による被害や土砂災害の危険、周辺道路の交通量の多さがあり、子ども達の育成には不適地として建設用地の変更を求めた。

 要望項目には▽予定地の現地見学会を実施し、住民説明会を実施すること▽市有地で建設に適切な場所を法人へ提案すること▽認定こども園の建設予定地を安全な場所へ変更すること-の3項目を掲げた。

 署名提示に同行した武原由里子議員は「署名目標2000筆は本市有権者数の約1割。活動1か月で上回った。今後も要望が受け入れられるまで継続して署名は続ける」と述べた。

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