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【壱岐新報2022.4.15】かつてない感染者増に「第7波」懸念

 市内で懸念されていた新型コロナウイルス感染再拡大が現実のものとなってきた。1日以降の感染者数は100人を超え、1日の新規感染者数も過去最多を更新する一方、40代以下の感染者数が増加していることが分かった。市の公表では、先月25日以降から12日の時点での感染者数は計112人にまで増加した。連日10人前後の新規感染者の確認に危機感を示した県は8日、本市の病床確保の目安を示すフェーズを2から4に引き上げた。

40代以下の感染増加が顕著、病床確保のフェーズは4に移行

 市内での新型コロナウイル新規感染者の増加が止まらない。市や県は、現在の感染状況に危機感を募らせ、先月から引き続き感染拡大防止を市民に呼び掛けている。

 県は4日、本市の小中学校関連で新たなクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。県によると、市では先月29日に県外の課外活動に参加した5人の陽性が判明。感染者の年代などは公表しなかった。

 5日には、市内飲食店でクラスターが発生した。県によると、従業員6人、利用客7人の陽性が判明。同日の感染者数は計16人になり、1日の新規感染者数が過去最多となった。6日にはさらに13人の陽性が判明。連日10人を超える感染者数に市民は驚きを隠せなかった。

 さらに同日、市立幼稚園で園児1人の陽性が判明し、1学級内の園児半数が濃厚接触者なったため、市教委は7日から14日まで、学級閉鎖とした。市教委は「園児の保護者が6日午後に感染していたことが分かり、同日夕方に園児に対して検査をしたところ、陽性が判明した」と説明した。当日は始業式にあたり、園では登園時に検温を実施していたが、熱などの症状はなかったという。市教委は「感染拡大しないよう、引き続き感染防止に徹する」と話した。

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