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【壱岐新報2022.3.11】判決を受け市長給与減額案に議員意見

 市議会3月会議の8日、入札指名回避の民事訴訟の判決確定を受け、白川博一市長自らが給与の2年間10㌫減額で道義的責任を果たすとした議案に対して、審議が行われた。各議員の意見を受けた白川市長は「70年の人生で、今回の事案は大きな反省。二度としない」と反省の弁を述べた。減額案については「私の任期中に反省を忘れないため、同減額案を上程した」とし、自らの判断で減額を決めたことを強調した。

判決を受け止め二度としない
白川市長「今回の判決は70年の人生で最も大きな反省」

 市長の給与2年間10㌫減額の提案に対して、議会の意見は厳しかった。山口欽秀議員は「判決後の反省点が述べられていない。市が判断した入札指名審査委員会の責任も不明確」として、説明が足りないと意見した。質疑を受けた白川市長は「議会や広報いき、ケーブルテレビなどで説明した。指名回避の決裁は私がした。責任は私にある」と述べ、詳細な説明には至らなかった。
 武原由里子議員は「なぜ、期末手当の減額を含めなかったのか。市民の目は厳しい」とし、今回の減額案を不服とした。白川市長は「任期2年間で反省を忘れないため、今回の減額案を示した。期末手当も私の判断なので理解願いたい」と答弁した。
 中田恭一議員は「無報酬3か月ほどの、めりはりのある反省を見せてほしかった」と意見し、植村圭司議員は「減額の根拠は何か」と問うた。白川市長は「減額案は自らの判断。根拠はない」として理解を求めた。
 音嶋正吾議員は「辞職し、市民に信を問うことはできないのか」と厳しく詰めよった。白川市長は「提出した議案で判断を」とのみ答えた。
 以下、主な質疑。

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