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【壱岐新報2022.10.21】市長が県に10項目の要望案、大石知事と初の面談

 白川博一市長と豊坂敏文市議会議長、鵜瀬和博県議会議員は12日、長崎市の県庁を訪れ、壱岐空港滑走路延長や洋上風力発電などの再生可能エネルギー導入促進、磯焼け対策への支援拡充など、10項目の要望案を記した要望書を大石賢吾知事に手渡した。空港滑走路案について、大石知事は「空港整備には莫大な費用が必要で国の支援が不可欠。しかし、国の採択条件が見込めるのか、非常に難しい状況ではないかと考える」と、前知事と同様に難色を示した。


空港滑走路延長案、今回も難色


空港滑走路延長案、中村前知事に続き大石知事も難色

 2016年度から継続して要望を続けている壱岐空港の整備、空港滑走路延長について要望した。現空港の滑走路長1200㍍に対して、あらゆる機種が離発着可能となる滑走路長1500㍍案を再び掲げた。

 同空港の発着機は、製造中止となったダッシュエイトQ200型機の後継機として今年度から48座席のATR42型機2機を順次導入し、来年度の夏ごろからの運航開始に向けて準備が進められている。しかし、白川市長は「将来の空路の維持と地域振興のため、どの機種でも離発着できる滑走路が必要。本市民間会議でも、航空路の維持、存続及び地域振興のため全力で取り組んでいくことを決意している」として、滑走路長1500㍍案を強調した。そのため、県に対して、滑走路延長など空港整備に向けた調査費予算の確保を要望した。

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