日本の憲法は米国の押し付けではない。

小西ひろゆきさんのX投稿より以下引用。

日本国憲法は日本が受諾したポツダム宣言等に基づきGHQから新憲法案を策定するよう求められた日本政府が明治憲法と大差のない松本試案しか作れず、やむなく法律専門家を擁するGHQが当時の日本の憲法学者らの試案も参考に草案を作成し、それをGHQと日本政府が何度も協議を重ねて参院緊急集会などGHQ草案にはなかった条項を盛り込み、そして、日本の歴史初めての男女普通選挙で選ばれた国会議員を擁する憲法制定議会で半年以上に渡って審議され、生存権や教育を受ける権利などの重要な条文が追加され、また、9条などが修正され、制定されたものです。

その内容はアメリカ合衆国憲法を遥かに凌駕する世界屈指の人権法典であり、世界唯一の平和憲法であり、79年前の今日の敗戦(終戦)から現在までの日本の繁栄は日本国憲法がなければ絶対になし得なかったものです。

仮に、松本試案や2012自民党憲法草案のような憲法でしたら、独裁と専制で上流階級が支配する貧しい出稼ぎ国家となり、言論報道の自由などが厳しく弾圧され、徴兵制のもとで幾つかの戦争を犯している国になっていたでしょう。

なお、上記のGHQとの協議や憲法制定議会を担って下さったのは金森徳次郎先生(元内閣法制局長官、憲法担当大臣)や佐藤達夫先生などの内閣法制局の幹部の皆様です。
要するに、日本国憲法は、現在の自民党や維新ら改憲派の憲法を学んですらいない議員が百万回逆立ちしても足元にも及ばない本物の憲法や法律の専門家と、戦争とそれに至る人権弾圧や搾取の社会経験から平和と自由と幸福追求を願う当時の国民の皆さんの切実な思いから選出された国会議員の先輩方が創って下さったものなのです。

金森憲法担当大臣の会議録などを読みながら、このような偉大な方々が創って下さった日本国憲法を活かし後生に守り抜くことが現在の国会議員の第一使命(=憲法尊重擁護義務(99条))と噛み締めています。

ぜひ、本日の終戦の日に日本国憲法を前文から読んでみてください。

(日本国憲法制定経緯のご参考)
ndl.go.jp/constitution/g…

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