開封の儀

こんにこ。

今日は友人から特価で譲っていただいたフィギュア三体を開封しました。

今回は、式波の方のアスカと(惣流の方はほとんど流通してない)、キリトくんと、隠れてますが桜ちゃんです。「対戦よろしくお願いします」。

というのも、僕はフィギュアの組み立てが著しく下手です。足場の凹凸と足の凹凸が予めちゃんと噛み合った位置に存在してないといけない。つまりは、少々組み立てづらくなっている製造過程での不良に対して、自分で巧みに足の位置を曲げたりして器用には対応できないわけです。
今回は大丈夫かな~~とお祈りお祈りして頑張ったんですが、三体のうちアスカ以外は難しいやつでした。

でかい。

手の大きさと比べると判断してもらいやすいと思いますが、アスナさんにギンギンにされてきたのかと思う程サイズが大きいです。そっちじゃない。そっちは逆に萎えてるみたいですね。いやそうじゃなくて。

台座がもっとペットボトルの蓋みたいな感じで小さめなのかなーと思ってたんですが、まさかここまでとは。道中でヒースクリフにもギンギンにされてきてそう。
ケツアクメイキ団。

それでキリト氏、想定以上にマントがひん曲がっていて、背中に取り付ける鞘二本が上手くハマらなくてですね、鞘の先端がマントの位置に被っちゃう。もう鞘は最悪アスナの秘部を使ったらどうなんだ。

なんとかマント氏に折れていただいて、全部パーツはめられました。
あと、青い斬撃のエフェクト部分が結構取れやすいです。本人の防御ステータスが低いのを象徴するような脆弱性。足場はとてもしっかりしている。あと剣を持つ手が緩いです。そんなんでグリームアイズ倒せるのかというくらいには、緩く握っています。手と剣は同一パーツではあるけれど、それぞれ独立しているんだと思う。

なんだか下品な表現で貶しているようになってしまったのでここから巻き返しさせてもらうと、このフィギュア、クオリティが他の追随を許してません。

躍動感しかり、細部までのディテールしかり、特に“目力”には、これまでの造形では有り得ないエネルギーを感じざるを得ない。

OS(オーディナル・スケール)版のキリトとか、武士姿のキリトとか、正直言わせてもらうとここまで登場してきたキリトのフィギュアの殆どには“心意”を感じられなかった。EXQ版のキリトには激しい闘志を感じられますが本当にこれまでそれくらいでした。だから、比較的安価でこんなに質のいいフィギュアを獲得できるというのはまさに夢の時代の到来と言って差し支えない。

かわいいなあ……と思って撮ってたら、これは元々持ってたアスカでした。
今回譲ってもらったフィギュアの方はカシウスの槍っていう武器を持ってるんですけど、まあ後々の記事で貼ろうと思います。特に組み立てに関して苦労しなかったので、この記事では取り上げません。代わりにここでは、写真にあるエプロン姿のアスカについてお話したい。

この二人、台座不適合者すぎて全く入りませんでした。間桐桜は右足に凹が1つ、左足に2つで、この左足が曲者。

初期状態だと右足に寄りすぎていて、お前フィギュアに登場してまでぶりっこをするなとツッコミたくなったんですが、本人が作中で淫らになっているのは蟲が原因なので。かわいいね。俺の部屋のゴキブリまで寄せ付けないでね。
Fateのイチオシキャラです。一番すこ。

ドライヤー君に助けてもらって(今回初登場)、足に温風を当てながら徐々に矯正していきました。まあそこまで別段苦戦したというわけでもないけど、手こずらせてくれた一体。


でこのエプロン姿のアスカが最低最悪の不適合で、ずっと箱入り娘でした。余裕で半年くらい箱に入れてた。半年よ。これの話をしたくて記事にしたまである。

それくらい台座の凹凸に噛み合わなくて、断念しそうになっていたところを、今回桜ちゃんもいるからついでにちょっとリトライしてみるかと再開封。

このフィギュアは、右足に凹凸が2つ、左足に1つで、右足が曲者です。踵の方が台座にハマらないというか、まず穴が十分な広さを持っていない。14歳の穴はやっぱりキツキツなんだね。語弊。

実はこれ、作中に登場する衣装を忠実に再現しているフィギュアなんです。

エプロンは取り外し可能で、脱がせると14歳のそれが露わになります。なんていうか、官能としての視点ではなくて、芸術的な観点で見てしまうんですよね。
パイの形状じゃなくて、このズボラな見た目から何が読み取れるのかとか、何を示唆しているのかとか。普段面倒くさがってやらないようなことを、彼女は愛する人間のために“エプロン”という名のモチベーションを纏って奮起している。ミサトに勘づかれたときの表情を見てからは、Qを見返したくなくなったほどです。
さておき。

正直、彼女のことを1ミリも傷つけたくなかった。というのも、これはずっと探し求めていたけどメルカリには高値でしか売っていなくて、冬頃にわざわざ駿河屋に足を運んで、やっとそれなりな安価で買えたフィギュアだから。
初心者の自分が何か致命的なミスでもしたら、俺自身が量産型EVAになってしまう。あるいはダミーシステムを搭載した初号機のようになってしまうし、NERV本部のピラミッドを助走つけて殴るレベルにはキレ散らかすと思う。それは避けなければならないと。

まあでも、いつまでも箱の中に封印しているのも申し訳なくて、せっかく買ったんだから意を決して……と引き出しからコンパスを取り出して、ゴリゴリゴリゴリやりました。

穴が狭い(台座の凸が大きい)ので、まずドライヤーではどうにもならない。凸が柔らかくなって変形するほどの温風は、最早温風でも何でもなく熱風だから。

くっそ慎重に少女の穴を攻略していく。途中で子宮内膜の手術をする医者みたいな雰囲気を醸し出しつつ、俺なら大丈夫だみたいな感じでコリコリカリカリする。こういうこと書いてるとロリ子宮系の漫画をまた読みたくなる。さておき。

5億年くらい必死に洞窟を開拓した結果、漸く強めに押し込むとガチっとはまるようになって、そこからは早かったです。すんなり台座に立ってくれて助かりました。なんで半年も放置してたんだ。

かくして、今日は計4体のフィギュアの組み立てを終えたわけです。


ということで、今回はちょっと長くなりました。ここまで読んでくれた人はありがとう。

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