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まなみ100%を観て泣いた話

お久しぶりです。mytsです。
なんだかとても記事を書きたくなってしまうような映画を見てしまったので見終わって1分でnoteをひらいています。
加筆すると思いますが一旦この熱を、書き溜めておきます。

まず、私はMOOSIC LABが大好きです。
私とムーラボの出会いはなんだったか、もうほぼほぼ覚えていないですが発足当時から追いかけているものなので、クソデカい感情を持っています。
その上で私が思っているムーラボの作品たちの空気感、存在、そんなところを踏まえてまなみ100%という作品を観て抱いた感想になるので、色々一般論とはズレてしまうかもしれません。ご了承ください。

ちなみに、考察とかいつものそういう感じではなくただただ私が刺さったところをつらつらと自語りするだけなので、まなみ100%とは関係のないことも多々出てくるでしょう。ネタバレなど普通にするので、これを読んだ後はU-NEXTで399円で購入して観ることをおすすめします。

まずは青木柚のことから
青木柚、とんでもなく切ない顔だったり、クソデカ感情を抱いているのに誰にも出さないようにする仕草、見えないように明るく振る舞うもの すごく似合いますよね。
まなみ100%の青木柚は、とんでもなく女にだらしなく、女にどころか世に対して斜に構えすぎているのですが。
ただ、そんな人にしか放てない光があるんですよ それはどれだけだらしなくって、どれだけ女遊びをしていても、ずっと忘れられない、誰と付き合おうがその人のことを好きなことは超えられないし 何年経ったってずーっと当時のまんまみたいな記憶が蘇えるような、そんなまっすぐな瞳は 一途にそいつだけを追いかけ続けた人間と比べれば 汚くて貪欲で、人から見たら本気じゃないだろと言いたくなるような。そんなように見えてしまうことでしょう。

もう既にこれを書きながら泣いているのですが
劇中でも何度か言われる『だって本気じゃないでしょ?』、そして大好きなまなみに言われる『今君とセックスしたっていいけど、きっと後悔するよ』
これが、もう、マジでダメである 人生である

好きな人だからこそ付き合いたくないってありませんか 好きな人だからこそセックスしたくない 特別な人だから 相手からしたら行為を伴った瞬間セフレとか名称があるみんなと同じポジションに成り下がってしまうじゃないですか ねえ、一番特別になれるのって 彼氏でもセフレでも旦那でもなくて、何にもわかりあえなかったかもしれないけど近道をしないで一緒に過ごした時間がなんだか人より楽しかった 彼氏とはできないことができた 同棲とか、性行為だとか、キスだとか、そういうものを無しにしてこの人は特別だなって 思われた瞬間が一番の特権じゃないですか?

すみません。取り乱しましたね。
こっちは本気なんですよ 別に行動に現れてないですよ だって現れたらダサいじゃないですか 本気って思われるのって怖くないですか?だから他の人と付き合ったりセフレになったりするかもしんないよ 私セフレとか大嫌いだけど でも心の中にずっといるんだよなそいつが やってることクズだと思います そりゃそうだ浮気は犯罪ですからね!!!!!!!!でもどっちが浮気だと思いますか?私はまなみちゃん以外の全てが浮気だと思うよ

本気って何でわかるもんだとおもいます?私なら基本連絡先が私以外ないこと、家から一歩も出ずに働きもせずに私としか居ないこと、誰かを心で想わないこと、全てを捨てて私に捧げられること。だと思います だけどねそんなのは形式でしかないんだよ中身なんてわかんねえからなあ人間!!!!!!!!

と、いう形式上のものが全てダメダメなのが青木柚である。だが、この映画はそんな彼を主体に見ることになるのでどう考えたって全てが本気に見えてしまうのだ まなみちゃんと行った花火大会、ちゃんと時間通りに帰してあげたこと ずっと猿語に付き合ってあげてたこと 足を踏まれて踏み返していたこと 無粋なことを軽くしか聞かないでいたこと 全部それを無視していつだって彼氏になることなんてできたと思うんですよね こんなの だって 彼氏より特別だろ!!!!!!!!でも主人公は付き合おうなんて側から見て本気なように言わないし、まなみちゃんも絶対に付き合わない は〜クソ前戯かよ。もう本当に見てて涙が出た。青春すぎる。こんなの性癖が染み付いてまなみちゃん以外考えられなくなるに決まってんだろ

別に体操部だろうがなんだろうが、他のところで出会っていようがまなみちゃんのことを好きになっていたと思うね、こんな子がいたら絶対好きになっちゃうからね まあ別にまなみちゃん以外に出てくる女の子も全員可愛いわ、俺が男だったら確実に全員を抱いて破滅している未来が見える、生憎俺にちんぽはありません。
だが、まなみちゃんじゃなきゃダメなんだよな

さて、話が逸れました。何度も正気を失いながらこれを書いていますが何を言いたいかわからないでしょう。私もわからなくなってきました。

歳をとるにつれて高校の時の記憶がなくなり始めている私ですが、そんな私にもしっかり一応高校の青春というものはあるのだ。
だけれどこんな、まなみちゃんじゃなきゃ みたいなそんなものは無い。カスみたいな後輩とカスみたいな体の関係を持って自己消費をし続け、最後は女まみれ、そんなカスみてえな青春ですわ。その上でまなみ100%を見てあまりの眩しさに目が開かなくなりました。性的関係がなくても人の特別になれるなんて そんな考えは高校生の私にはなかったんだ

最近大人になったとめちゃくちゃ感じる。いろんなものを諦めたから。大きいところで歌いたかった夢とか、一番愛を持っているものを追うことをやめるとか、人から愛されるように振る舞って嫌われないようにするとか。自分が誰かの特別になれるだとか思い上がるのをやめた時から。

でも別に私が特別と思ってなくても 誰かの特別になってるかもしれないし 私もまなみちゃんのように 結婚式で俺と結婚しよう!と乗り込んできてくれるような人の顔が何人か思い浮かぶ。でも、私もきっとそれに頷かないし、なんならお前以外と結婚してやるって思っちゃうんだろうな

あのあと青木柚はでてかねえと死んでやる!と怒鳴った彼女に平謝りし、映画にも何度かあった髪を切ることで本気を見せる。という行動で彼女との平穏な日々を取り返している。それが現実で、それがまなみちゃんのいない世界なのだ 主人公の中にまだまなみちゃんがいたら髪は切っていなかったかもしれない 大人になることと諦めはとても似ていて、私が可愛い服を着ないようになることも、髪を切ることにまた似ているのかもしれない。

みんなの中にもまなみちゃんはいて、仕方なく進んでいく人生のレールをたまに踏み外しながらなんだかんだ結局元に戻っていく。戻っていかない人もいるかもしれないけれど 大概はそんなものである

劇中の瀬尾先輩のような人を失うことや、ちゃんと伝えなきゃいけないことを死を感じてる人は伝えようとしてくれるしそれを受け取って前に進まなきゃいけない 私もそうだった お葬式って喪失を弔いながら何かを受け入れて、何かを消して、前に進むための儀式だし 人間は便利だからちゃんと忘れて生活ができるようになる それができなかったまなみちゃんはなんで行けなかったかわからないって言っていたけれど、まなみちゃんには必要なかったのかもしれない それが無くても結婚式はあったし前に進まなきゃいけない状況だったのかな

きっと監督や関係者がこれを読んだらそんなこと言ってねえよ!ってなるだろうし、そんな文脈ないよってなる気がするけれど、わたしはまなみ100%から喪失と向き合うこと、受け入れること、どうやったって譲れない部分とは共存していくこと。と受け取ったのでとても思い入れがデカくなっちゃった

みんな 浮気はダメだよ‼️ 絶対譲れない誰かの記憶があるなら 心の中にしまって生きていこうね

私はどうしようもなく不器用なのに無理な生き方をして人に捨てられるような、だらしなくて、ダサくて、でもまっすぐなそんな人間が大好きです

また思い出したら書くね まなみ100%をみろ


深夜 加筆

川北ゆめき監督のTwitterを見漁った。
メディア欄にいちご100%があって、ちょっとだけ理解が進んだ
最初は亡くなった瀬尾先輩のみが実話かと思っていたがなんだかほぼほぼ実話っぽいじゃないですか
おそらくまなみちゃんが結婚したのはもともとフィクションで撮っていたのに後からまなみちゃんに会ったら結婚していたっぽいツイートがあったので
俺らのまなみちゃんはやっぱりそうなんだなあ と
まなみちゃんを好きな男の子目線になってしまった
監督はすごく悪く言えば何も考えていなそうな人で、その上私たちがこう深読みしている間にもうわあ!まなみちゃんがー!とツイートしているような人だし 私が日々感じて生きている男性女性での考え方の差や、大抵こちらがクソ考えてこういうことか?と示したものにえっ?何も考えてなかったんだけど笑 って言われるリアルみたいなものに重なってしまって そこも踏まえてのきみはばかだなあ というセリフと、だって本気じゃないでしょ?が沁みてくる。

私のような精神的女性優位性癖がある人間が生きていられるのは、あなたのように優位で居させてくれる、許容してくれる人間が存在しているからだよと言いたくなった。

どこまでも自称サドの人間や、やたら首を絞めたがる絞め方も知らないのにイキる奴ら、そういったカスどもを超えた先に 主人公のような女性優位を自動的に作れる才能の持ち主がいると思うと人生は明るいですね!

クズだゴミだと主人公を呼ぶ人がほとんどだけど わたしはそう見えるだけで本当はまっすぐで、どこまでも馬鹿でいてくれる素敵な人間に見えています。
でもそれに気づかないでいてほしいし バカと言われてもバカなんだなー!って思っていてほしい

完全に主人公へのラブレターになってしまいました
何が言いたかったかって、私はつま先にキスできるような、胸ぐらを掴んでも喜ぶような、怒っているところをかわいいと言うような そんな人が愛しいと言うことです。
20年間と少しクソマゾとして生きてきて、人に虐められるのに飽きてしまったというか、そもそもの精神性としてのマゾ認知が、この人の加虐性をどこまでも受け止めることができれば 私以外では満たされなくなるのでは。というものだったので 結局は支配欲だったわけです。

人間は滑稽、私はまだまだ子供であり どんなことを考えて生きられるのか楽しみです 深夜5時、9時から仕事。カフェイン過多で眠れず こうやって性癖ばかり口に出す24歳とは かなりバケモンじみてきたな!

そして一つ思い出したことがあるのでここで懺悔。
劇中で、パソコンとスマホを叩き割る女がいましたが あれは私です。64を水没させた上ボコボコに潰し、MacBookを風呂で叩き割り、逆方向に折り曲げ、スマホを割れるまで落とし、浮気した数だけ根性焼きをして腕を切らせたたことは今でも申し訳ないと 思っていません。その分体にたくさんの痣ができたので。浮気は犯罪ですよ。

できればもう人に大きな声は出したくないし、刃物も出したくないし、死んでやると脅したくはないですね。私は自分が親に愛されている自覚があるのであまり自分の体を傷つけたくないんです。と思いながら傷つけてきた人間にする仕打ちがひどすぎましたね、反省です。

好きな女の子には誠実になろうね おやすみなさい

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