夢の話

 絶対に一回は忘れたくない夢を誰もがみると思う。この前そんな夢をみた。

記憶は朧げだが、完全に忘れないため(忘れたくない)こうして文章として残しておくことにする。そして、一応夢の話を成立させるために起きている状態の自分の推測も加筆していく。

 場所は倉庫のような所で、私の役割は不明だが、そこにいた。きっとそこで働いていたのではなく、親の仕事場に遊びに来ている、というような状態だったのだと思う。
 そこにいた私は、今の年齢より少し幼い気がした。(現在の私は大学卒業したての無職の穀潰しである。)多分、高校に入りたてくらいの年だったと思う。そこに1人、私より少し年上の青年が訪れてきた。大学生くらいだったと思う。その青年に会った瞬間、私はその青年に対して「かまって欲しい」という感情が芽生えたのを覚えている。
 軽い挨拶を終えた後、その青年は私に対して「覚えている?」というようなニュアンスの問いかけをしてきた。私は、そこで頑張って思い出そうとこれまでの記憶を総動員したが、思い出せなかった。しかし、その青年に対してそこはかとなく懐かしさを感じたが、思い出せなかった。その時の私は、「幼い頃に遊んだことがあるのかもしれない」ということにした。
 覚えていないことを知った青年は少し寂しそうに、切なそうに私をみていた。
 その後、倉庫で働いているであろう私の親?にその青年を紹介しようとしたのだが、その青年は私にしか見えていない存在だった。不思議に思いつつ、その青年と倉庫の中で歩きながら話した。

 はっきり説明できる内容はこれくらい。まぁ文章にして見直してみると「ふーん」くらいの内容である。悲しい。うまく伝えられない私の語彙力と表現力の乏しさ…。
 これは私の持論だが、感情が昂ったりこみ上げてくる夢というものは現実で話したときにとても伝えづらい。感情は本物なのに実体験がないせいでうまく伝えられない。とてももどかしい。

 この夢、最近見た中でもちゃんと覚えているほうだし、この夢を覚えていた方がいいと私の中のゴーストが囁く()ので書き記していくことにした。きっとまたこの青年に私は会いたいのだと思う。しかし、この青年に対してのまた会いたいという感情が恋なのか愛なのか、はたまた好奇心なのかはわからない。(私は一人っ子なので兄弟もいないため、兄弟に会いたいというものでもないはず)

 しばらくは、この青年にまた会いたい、という気持ちを抱えて私は眠りにつくのだと思う。次は寂しい顔をさせたくないな。

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