IKEUCHI ORGANIC 公式note
今治に里帰りしてくるタオルたちに触れて
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今治に里帰りしてくるタオルたちに触れて

IKEUCHI ORGANIC 公式note

代表の池内です。

いよいよ、タオルを心地よい状態で長くご愛用いただくための『タオルメンテナンス』サービスがはじまりました。

お客さまのもとへ送り出したタオルたちが、今治に里帰りに戻ってくる。そんな気持ちでお客さまから届くタオルを迎えています。

拝見させていただくと、十人十色という感じで、それぞれのタオルにお客さまの暮らしを感じます。「こんなになるまで使い込んでいただいたのか」というものも、「このお客さまのタオルケアは完璧すぎて、メンテナンスする必要を感じない」といったものもあります。

長く愛用いただいているという話をお客さまからよく聞いていましたが、お客さまのタオルを実際に見たことはなかったので、とても感慨深いです。ぼくらのタオルがお客さまの暮らしに深く根づいていることを感じ、ものづくり冥利に尽きます。

先日、タオルメンテナンスを体験したお客さまの声を聞かせていただく機会があったのですが、メンテナンスしたことでタオルへの愛が深まったという声を多くいただきました。

実は、ぼく自身、メンテナンスし長く愛用しているものが、身の回りに沢山あります。

例えば、一番長く使っている万年筆は中学時代に買ったもので、かれこれ50年以上愛用しています。ここまでくると失くしてしまうことが怖いので、家の中でしか使いません。

ぼくがいつも履く靴も2年に1回くらいのペースでメーカーにメンテナンスをお願いしているのですが、ドイツの工房に運んでやってくれています。『ストロバー』というブランドで、メンテナンスに対する姿勢が素晴らしくて、随分と長い間、そのブランドの靴を履き続けています。

長く愛用していると、自分のお気に入りのものが、どんどんアンティークになっていく。その感覚が、すごくいいなと思います。

ぼくらのタオルメンテナンスが、そうした感覚をタオルの世界で味わっていただくことの手助けになればいいと考えています。

同時に、戻ってくるタオルに触れて、課題感を感じることもあります。

ぼくらのタオルメンテナンスでは、業務用洗濯乾燥機の世界でトップランナーであるエレクトロラックス(Electrolux )のマシーンで洗濯を行いますが、当初の洗濯想定時間は60分でした。ですが、それだけ時間をかけても元に戻すことができず、倍以上の時間が必要なタオルも多くあります。

繊維に柔軟剤の成分が堆積していたり、洗濯時の水量が足りなかったり、過乾燥であったりと、タオルの状態が悪くなってしまうのには幾つかの要因があります。以前から、「日本の洗濯事情はタオルにあまり優しくない」と感じていましたが、実際にお客さまのタオルに触れてみて、思っている以上かもしれないと思いました。

タオルメンテナンスを通じて、ぼくらは一般家庭で洗濯されるタオルの状態について、どこよりも知見が溜まっていくはずです。その集まった知見をしっかりと世の中に発信していきたい。そして、様々な企業と協力しながら、タオルを長く気持ちよく使える環境づくりを推進していきたいと考えています。

タオルメンテナンスを開始して間もないですが、既に様々な気づきを得ることができ、サービスの実施を決断してよかったと確信しました。

これまでは「つくる」に主眼を置いて一生懸命やってきましたが、これからは「どう使っていただくか」も視野に入れて、企業活動をしていかないといけないと改めて感じます。

つくる責任とは何なのか。これからも考え続けていきたいと思います。


<編集協力:井手桂司>

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IKEUCHI ORGANICの公式Youtubeチャンネルでも、タオルケアに関する発信を行っています。


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「我々がつくっているのはタオルではなく、物語である」というのは代表・池内の言葉です。語れる物と書いて物語。今治でオーガニック100%のタオルを中心に語れる物づくりを志ざすIKEUCHIスタッフの"今"をお届けします。Web→https://www.ikeuchi.org