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雑感|ビジネス英会話学習

最近、ビジネス英会話の学習法を聞かれる機会があったので備忘用にまとめておく。誰かのためになると嬉しいので公開しておく。

自分もまだまだ勉強中なので、偉そうには語れないが、とりあえず半年で簡単な商談くらいなら自信を持ってできるようにはなると思う。ちなみに、僕自身もこの勉強法を開始する前は、TOEICスコアは900を超えていたが、ほぼ意味のある長文を話せなかった。いわゆる受験英語が得意だがスピーキングやリスニングに苦手意識がある人は是非試してみてほしい。

やることは、非常にシンプルな根性論で
「ビジネス英会話の本をまるまる3冊暗唱する」だけだ。

大体、毎日1時間×半年間学習に捧げる根性が必要だが、金額だけだと6,000円くらいなのでコスパが非常に良い学習法だと思う。

やることリスト(毎日1時間)

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リストをみてもらえば分かる通り、必要なのはビジネス英会話本と根性である。何を当たり前なと思われるかもしれないが、もう一度言う。必要なのは「ビジネス英会話本」「根性」だけである(実は録音できるスマホとCDプレイヤーもいるが...)。才能や効率的な勉強テク、練習相手すらいらない。「留学したことがない」、「物覚えが悪い」、「周りにネイティブがいない」と嘆く前にできることから始めた方が、ストレスフリーだ。

やってみると分かるのだが、人間30回音読練習したものはほぼ絶対暗唱できるし、20回見た文章は単語もミスなく書ける。また、2日後に暗唱できれば、ほぼ長期記憶に定着する。また自分が話せる文章は、相手が話していても分かることが多いので、リスニングにも役立つ。

つまり「頭の良し悪し」ではなく、「30回練習して暗唱しきる」だけの根性があるか、「翌日と翌々日にまで続く、うんざりするような反復練習」をしきる根性があるか、がポイントなのである。このうんざり感と英語が話せないストレスを比較考量すれば良いと思う。

僕自身、英会話学校に通ったり、英語で映画やTVを見たり、英語のTEDを見たりしたが、このビジネス英会話本を丸暗記・丸暗唱する勉強法の方が即効性はあった。ビジネス英会話本は大体30~50シーンくらい入っていることが多いので、2か月もあれば一冊まるまる覚えることができるだろう。この時点で、一定のトピックなら自信を持って話せるはずだ。実際、いくつかのシーンを暗唱するだけで、会話はそこそこ成り立つ。

自戒を込めて書くが、なんとなく英会話学校に行ったり、英語でSUITSを見ても、教科書をながめても、ビジネス英語は話せるようにならにならない(もちろん学習努力を否定はしないし、それなりに役立つとは思うが...)。なぜなら、語学学習で大切なのは反復学習であり、発話だからだ。いちいち時短の学習法や楽しく学べる英会話をググる暇があれば、1シーン丸暗記・丸暗唱する方が早い。繰り返しになるが、できることから始めた方が、ストレスフリーだ。

閑話休題。冒頭書いたように、「ビジネス英会話の本をまるまる3冊暗唱する」ことが大切である。

というのも、1冊だけだと語彙に偏りがあったり、必要な場面設定が入っていなかったりする(例えば、電話応対は多くのビジネス会話本に入っているが、ディナーのときの会話が入っていないビジネス会話本もある)からだ。

でも3冊もあると、語彙もそれなりのレパートリーがあり、表現の幅が増える。また、基本的な場面(初対面の挨拶や簡単な交渉など)はどの本にも含まれているので、反復練習にもなる。万一、3冊全部に含まれている表現を話せない・理解できない場合は、現実のビジネス会話でもトラブルが生じうるだろう。

本来はこれにオンライン英会話を組み合わせると更に効果が増すのだが、最初は今説明した学習法だけで良いと思う(切羽詰まっている人は諦めて各種の英会話学校に通ってください)。このあたりは、また時間があれば書きたい。


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