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XR関連 2021年の振り返りと2022年への展望

正月に、moguraVRでコメントを掲載いただきました。

記事全体の趣旨は、

2020年に引き続き“変化の多い一年”となった2021年が終わり、新しい年がやってきました。今年もXRやVTuber業界では、ハードウェア・ソフトウェア双方を牽引するフェイスブックの社名変更、それに伴うメタバースブームの到来、大規模なバーチャルイベントやバーチャルライブの開催など、数え切れないほどのイベントが起こりました。

毎年恒例の本記事では、Mogura VR News/MoguLive編集部が注目するプレイヤーの方々に、2021年を振り返っていただきつつ、2022年への展望をうかがいました。

というものです。

XR関連業界プレイヤー17組のコメントが掲載されており、潮流を感じられる記事になっています。

moguraVR編集部さまの了承をいただき、杉山知之学長との連名で掲載されたコメントを以下に転載し、記事を紹介します。


杉山知之(デジタルハリウッド大学 学長)
+池谷和浩(デジタルハリウッド大学 事務局長)

Q1 2021年を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

2020年度から続くコロナ禍を通じて、デジタルコミュニケーションが社会の基盤となったことを全世界的に実感した年となりました。コンピュータとネットワークを駆使して日常的な生活や仕事、創作を行うことが誰にとっても当たり前になり、いくつものデジタルツールを組み合わせて物事を進めるノウハウの共有が進みました。

私たちが運営するデジタルハリウッド大学(以下DHU)でも、Zoom、Teamsなどをはじめとするオンライン会議や、VRChatやClusterなどの仮想空間を、フィジカル空間とのハイブリッドでいつでも必要に応じて使えるサービスとして活用しています。また、Oculus Quest 2を授業や学生のプロジェクトで活用できるように多数用意したほか、バーチャルマーケットへの出展や、Cluster GAME JAMへの協賛を通じてXRと共に育まれつつあるテクノロジーカルチャーへ積極的に関わっています。

一方で、フィジカル空間に居合わせることや、身体性をめぐるリアリティについての学究的な関心がますます高まってきました。DHUでは、藤井直敬卓越教授を中心とした「現実科学(RealityScience)」という新しい領域への取り組みが進み、イベントや実験を通じて多くの対話が生まれました。

Q2 2022年はどうなりそうか、展望や自身の抱負、読者へのメッセージ

様々なデジタルツールを自他ともに快適な方法で臨機応変に組み合わせ、高いパフォーマンスを発揮できるように整えられる能力が、社会生活における基本的なリテラシーとしてますます求められるようになるでしょう。企業や学校などの場を提供する側は、組織のミッションの遂行を止めることなく、状況に応じた環境を自在にプロデュースできるようになる必要があります。

DHUでは、バーチャルキャンパスをつくるプロジェクトを進めていきます。人間らしく、自分らしく未来を生き抜いていく人が育つ学校とは、そもそもどんなものであるべきかを考え、各領域の研究者や実務家との対話を通じて、プロトタイピングを行う予定です。そのプロセスはMogura VR様に協力いただき、公開しながら進めていきます。XR領域をはじめとする様々な専門家の皆様にも、プロジェクトに参加していただければ嬉しいです。

また、オンライン会議にも仮想空間にも行き来できるアバターの生成と装着を簡単に行える学発プロダクト「beCAMing(ビカミング)」を開発し、全国の学校教育機関向けに提供します。こちらはキッズプレート社とPocketRD社との産学協同で行います。

学生や教員が続々と立ち上げている、未来のリ・デザイニングに取り組むベンチャー企業の支援には、これからも力を注いでいきたいと考えています。

moguraVRの記事

転載元の記事はこちらです。

掲載コメント

・岩城 進之介(MIRO) (株式会社バーチャルキャスト 取締役CTO、VRMコンソーシアム 理事・技術委員長)
・茨城県営業戦略部 プロモーションチーム
・加藤卓也(株式会社VARK 代表取締役)
・加藤直人(クラスター株式会社 代表取締役CEO)
・岸上健人(MyDearest株式会社 代表取締役CEO)
・佐藤 哲(株式会社サンリオエンターテイメント 企画制作部)
・須田修伍(株式会社Live2D マーケティンググループ サブリーダー)
・杉山知之(デジタルハリウッド大学 学長)+池谷和浩(デジタルハリウッド大学 事務局長)
・筒井鉄平(GFR Fund Managing Partner)
・中村薫(株式会社ホロラボ 代表取締役)
・西村拓也(株式会社ambr 代表取締役CEO)
・沼倉正吾(Symmetry Dimensions Inc. CEO&Founder)
・舟越靖(株式会社HIKKY CEO)
・三上昌史(株式会社Gugenka 代表取締役CEO)
・山口征浩(株式会社Psychic VR Lab 代表取締役)

また、デジタルハリウッドの関連note記事をいくつか紹介いたします。

デジタルハリウッドの関連note記事

カバー画像について(FLOW DHU より)

FLOW DHU product003 -Electric より

以上です。

ご覧いただき、ありがとうございました。



ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。つたないものですが、何かのお役に立つことができれば嬉しいです。