ラフティング業界の人以外分からない話。
現在世界のラフティング界を統括する団体は二つある。International Rafting Federation: IRF とWorld Rafting Federation:WRF。
元々はIRFが世界を牽引してきたが、数年前にイタリアの協会を中心にWRFを発足させた。
その2つの団体が来年からタッグを組んで共同していく事に合意したというのを朝、目にした。
IRF副会長からこの件で一週間ほど前に連絡を貰っていて少し話せないかと言われていたので、すぐにカナダに住む彼に連絡をして、仕事の昼休憩に30分ほど話した。
正に公式に発表したこの件で、これまでも会長、副会長が相手と議論をしているのは聞いていたが、発表まで漕ぎつけた背景にある話や次の具体的なアクションなど、良い話が出来た。
彼とは選手時代からの付き合いでUAE大会で送迎を待っている空港で色々な話をしてから仲良くなった。僕がオーガナイザーを務めた日本での世界選手権ではHead judgeに彼を指名して更にJudgeも当時手配できる最高のメンバーを集めてくれとお願いし、人選して貰った。
そのおかげで、レース結果には絶対のらないが、ラフティング世界選手権史上、一番プロテスト:抗議が少ない大会になった。
世界のラフティング業界にとって団体が二つある事にずっと違和感を感じていた。だからIRFとWRFがお互い歩み寄ったというのは嬉しいものだった。
新しい流れが来ているので、少し何か役に立てたら良いなと思っている。今は日本から離れ、理事会に参加するくらいしか協会には参加出来ていないが、僕はラフティングにたくさんの事を学んだので、やはり何か返したいというのはずっと思っている。それは国内外どちらもだ。
プロジェクトが終わって帰国したらこの3年分の土曜出勤分、少し協会の活動が出来る様に会社にお願いしてみようかな。