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マグマかドグマか 【第八話】

10月25日は火曜日である。
実家へ帰宅してからの朝である。とにかく、眠い。
疲れが溜まっており、体も非常に重い。

さて、相談するタイミングを決めないと・・。

この話を初めて読んだ方へ向けて、改めて整理する。

私は今年の夏の間、琉球キネシオロジー主宰の2022年久米島夏合宿に修行に出た(父は遊びに行ったと思っている。合宿費用は借用した)。そんな合宿も遂に最終週を迎えた。講座はアストロキネシオロジー初級と中級である(10月17日(月)〜10月21日(金))。機会をいただいたデモセッション(リンクはその動画)にて、自身の健康問題が自宅の風水問題と関連するということが判明した。その問題の場所はぐっちゃぐちゃに物が詰め込まれた納戸である(こちらを参照。動画内で書いているのは実家の間取り図)。ここはバグアマップ(左記下線部リンクを参照)でいうと、ストラックアウトの4番にあたる”家族・健康”エリア。ここは使わないものが詰め込まれている場所。母親と相談の上、ここを空にする必要があるのだ。

私の帰宅後のファーストステップは、母と上記の動画を観ながら、片付けの同意を得ることから始まる。

10月26日(水)。この日も体が重い。確かずっと寝ていた。

27日(木)。刻々と時は過ぎていく。午前。寝ながらダラダラとする。午後。藤沢・辻堂まで出向き、墓前に手を合わせる。夜。遂に母に動画を観ることに同意を得る。

この週、メッセージを共にした方にはとても背中を押された。本当にありがとう。

28日(金)。遂に夜、母と一緒に動画を観る。約1時間30分。動画はYouTubeにて公にアップロードされているが、”これは講座の人だけが観られる動画だから”と嘘を付き、もしもの時の二次災害に予防線を張ったことを告白する。動画を観ながら、少しは怒るのではないかと思ったが、意外とあっさりと受け入れている様に見えた。私は説明する。”オカルトに思うかもしれないけれど、私は本気で言っている。だから協力して欲しい”と。片付けのタイムリミットが30日(日)の22:00頃までだとも伝えた。

私の醜い心の中を晒そう。母は掃除はするが、物を捨てるのが非常に苦手である。その為、見えない所に物を溜め込む、床に物を置いて散乱させると見せかけて床に小さな山を作ってまとめる、ダイニングテーブルにレシートや書類、病院から処方された薬を置く。ちなみに父方、母方の祖母は両方ともダイニングテーブルにものは置かないし、2人とも家に物が散乱するということはなかった。両家の祖父母の家は片付いている。ゴミ屋敷ではないが、無駄に物が多く、切り崩したら崩れる様な太刀の悪い山脈を形成する。私の記憶だと、小学生の頃から、私は何で物を減らさないのかと怒り、事あるごとに喧嘩をして、母親が癇癪を起こすというパターンを繰り返していた。他所の家へ遊びに行くと、もちろん散らかっている家もあるが、基本的には池田家の様な奇妙なものの積み重なり方はしていない。また、自宅が散らかっている為、友達を家に呼べないのが辛かったのを覚えている。その山脈達は、亭主関白という、夫が圧倒的優位な立場を形成する世界の中で、妻の抱える積もりに積もった言えない本音との相似関係がある様に見えなくもない。fractalの語源はフランス語である。今思うと、私はこの、使わないものが多過ぎる状況に不快感を感じつつも、我慢をいつしか溜め込む様になり、感情の”麻痺”が発生していたのだと察する。申し訳ないが、池田家の常識は世の中の非常識である。この文章が両親にバレたら、削除するしかない。

しかし、解決へのファーストステップは愚痴ではない。この状況に限らず、あらゆる現在という状況を作り出すのは自分自身であると受け容れることから始まるのだ。

29日。遂に土曜日。いきなり出鼻を挫かれる。父が車の洗車を始めたのだ。ここは父の機嫌の為にも洗車を手伝わない訳にはいかない。ジムニー。この時点で私の思考は健全ではない。朝10時頃に片付けがスタートする。

納戸

ナイスですね。もう1人の"とおる"ならそう述べる筈だ。夫への積もりに積もった心の中の本音という非物質は、納戸の“ゴミ”という物質に化けていた。これも周波数、そしてフラクタルなのか。だとしたらこれは何Hzなのか。の、”家も体の一部である”という言葉を体現している。この納戸は、奥に左回りで階段の段の下も収納スペースとなって続く。

ちなみに、私の物はというと、ゲーム類(父と弟もしていた)と小さな頃遊んだプラレールやトミカである。しかし廃棄するか否かの権限は母にある。ちなみに、私が共に手伝うと思わぬ余計な一言が飛び出してしまい、口論が生じるリスクを抱える為、私は基本、近くで見守るだけという取り決めになった。力仕事など、必要な時にヘルプをする要員である。

左側に、”通路”が出来た

作業は非常にゆったりとしたペースで進む。ペース早めようにも、急かしたら口論が発生し、でロスタイムが生じる。必殺、“いいわよ、全部捨てるから”が発動してしまっては元も子もない。だから待つしかないのだ。心の中で魔法の言葉を繰り返す。

“ホッホッホッ”

続く

画像出典(アイキャッチ画像):Tommy BeattyによるPixabayからの画像

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