見出し画像

やんぐゎ〜ブラザー 【第十四話】

最近の部屋の一部。この裏にも段ボールがあるが、2ヶ月の間にだいぶ減った。
私のものでない為、勝手に捨てることは出来ない。
多少の衝突を繰り返しながらも、待つに待った。

双子座にいる火星逆行を意識して、こちらからは口を出さず、我慢した。
正しいアプローチなのかは分からないけれど・・。

イライラし過ぎて原付のカバーをビリビリに破いてしまったこともあった。

けれども、ものは減った。
私が言わずとも、マイペースではあるけれども、自主的に行なってはくれた。
1度も使っていない鍋や、1度しか履いていない数足の靴など、自ら方を付けてくれた。

大したことないと思われても仕方がないが、以前では考えられないことが起きている。

ビフォー

ここは1階のリビング。訳も分からず床に並べられて”山脈”を形成している。
この中には、こんなものもダンボールごと埋もれていた。

賞味期限が2015年8月の天然水。”いつか使うから”。賞味期限内のものは、既に買い足していた。

今までは私が口を出しても、”うるさい”と言って捨てようとしなかった。
今回、この水に関して言及してみたら、無事庭の花壇の養分となった。

アフター

スッキリはした。

右側の新聞ストッカーは一段に減らしてもらい、親の私物は自身の部屋に移動してもらう。埋もれてしまうと捨てにくいことがよく分かる。その”山脈”を少し切り崩さないと、何があるか分からないからだ。
しかし、まだまだ謎のものが多い。

”いつか使う”紙袋数十枚、謎の常備水セット、食品などなど・・。

一般的に、食品は床に直置きするものなのだろうか?

こんな本があるが、著者に激しく同意する。
床に物を置かない仕組みがあれば、散らかりようがないのだ。

収納において大切なこと。
それは、先に買うのではなく、入れるものを決めて買うことだと思う。


さあ、息抜きだ!

スイングに軸がないらしい

ナイスショット!

人生初、弟にゴルフ打ちっ放しへ連れて行ってもらう。

事あるごとに、誘われてはいたが、気が乗らず断っていた兄。

だが、そろそろ行っても良い気がしていた。

このヤンガーブラザーは3歳離れている。
私と違って肉付きが良く、ガタイが良い。土日は大体どこかへ遊びに行く。春夏秋はゴルフに興じ、冬は雪山で横乗り滑降に勤しむ。

わりかしニコニコしている、なんくるないさ〜精神の持ち主だ。

太陽星座は射手座、つまり支配星は木星となる。

むむっ、木星??

そう、彼は中々の楽観主義的精神の持ち主なのだ。
身近な所にお手本がいるじゃないか。

さて、打ちっぱなしゴルフ場に到着。

”ゴルフシューズに履き替えた方が良いよ”

何故か弟は2足シューズを持っていた。

”はい、グローブ”

グローブも余分を準備してくれていた。用意周到さに関心してしまう。

さあ、始めるぞ!


・・・とその前に。

私は相棒を試してみたくなった。

黒いインソールがオーソティクスです

まずはゴルフシューズそのままのインソールのまま履いてみる。
紐を締めたものの、なんだか足がぐらつく様な、不安定なイメージがある。

さて、オーソティクスを装着したゴルフシューズはどうなのだろうか。

オーソティクスを装着した方が何かがピシッと”入っている”感覚がある。
何か見えない一本の”軸”の様なものが入った感覚だ。靴の安定感、靴に対する安心感が全然違う。

では、スイングに違いは生まれるのか・・?

”相棒”を装着した方がスイングも少しばかりか安定した様な気がした。

しかし、ショット自体には大きな差は生まれない。

何故ならまだまだ空振りの多いひよっ子だからである。

あーでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返す。
どうしてもスイングが野球になってしまう。
フォームを気にし過ぎて、ドライバーのスイートスポットに当たらない。
意識するポイントは最低限がちょうど良い。
まだまだ左脳的アプローチをしている自分がいる。

初めて行うスポーツは新たな自己理解の場を提供してくれた。
これも立派な前頭前野の刺激ではないか。

弟の個人レッスンを挟みつつ、約100球。

弟よ、ありがとう。

 Younger?  No, "やんぐゎ〜".

やんぐゎ〜って何?
久米島にある銘店のことである。
やんぐゎ〜(やん小〜)のピリ辛もやしそば。

店主のお人柄も相まって、沁みわたる心の味だ。

続く


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?