波乗りジョニー 【第三話】
真ん中の再生ボタンを押しても再生されない。
感じたまま、動く。それはまさに、私に欠けていたものだ。too much thinking 傾向のある私は、顕在意識と強迫観念が邪魔してくる癖がある。それは今もそうである。
1stレイヤーであのビルディングが出てきた時、曇っていた霧の様なものがスッと晴れた時の感覚は今も忘れられない。
ちなみに↑のCMの動画監督?は細田守氏だそうだ。登場キャラクターのデザインは村上隆氏。このお花キャラクターを見たことある人は多いと思う。
何故だか分からないけれど、このビルの開業当初、PRやプロデュース面においてはとても良い人々に支えられていたのではないかと感じる。
まさかこの後もデモセッションの続きがあるなんて・・。
私の話は時系列がごちゃごちゃである。
という訳で、時を巻き戻してこのセッションの前日である9月21日(水)へ。この日はもう一つの記念日、波乗り記念日なのである。
この日の海況は穏やか。沖付近で時々良い波がやってくる。
私はこの日も裸眼だ。
私は波に乗る練習をする。ちなみにSUPで波に乗れたことはない。
いつも通り、波に乗ろうとするも全くよく分からない。
今日も多分乗れないだろう。そもそも私は波に乗りたいのだろうか?顕在意識ではこんなことを考えていた。
しかし潜在意識は違った様だ。あの人のSUPが擦り込まれていたらしい。
そうだ、形なんてなかったじゃないか。
波を感じて、タイミングが来たらがむしゃらに漕ぐ。
それで良いじゃないか。
あれ、進む進む・・。
どうやら私は波に乗ったらしい。
え?こんなに進むの?というくらい進む。
やっとサーファーの気持ちが分かった。そうか、さてはこの瞬間を求めているのだな?
自分で言うのも恥ずかしいが、私は”湘南ボーイ”※1である。生まれも育ちも鎌倉市。イケイケなネーミングであるが、ご覧の通り大変地味な男である。付け加えると、サーフィンは3度挑戦して挫折した経験がある。
30歳手前まで、私とサーフィンは非常に縁遠いものであった。
波に乗った時の瞬間は本当に気持ちが良い。乗れば後は自動で勝手に進む様なイメージだ。
思わず声を出す。意図せずしてフォーなんて叫ぶのは何年振りだろうか。何かが解放された感覚。
ああ、良かった。その日は確かよく眠れた。
SUPは海の厳しさだけでなく、敬意を表せば愉しみ方も教えてくれるのだ。
こうして潜在意識カウンセリングは幕を閉じたのであった。
※1湘南の定義は非常に曖昧である。湘南ベルマーレの本拠地は平塚である。しかし私は湘南ではないと思っている。ちなみに中田英寿が在籍している時はベルマーレ平塚であった。
世の中、思った以上に湘南の濫用で溢れている。
・・・あくまで一個人の意見です。
そんなことはどうでもいい。翌週9月26日〜9月30日はホールブレイン第六期である。
思えば室内の冷房に強くなった。私は冷房があまり得意ではない。来たばかりの7,8月は講座会場の冷房に寒さを感じていたが、気付けば気にならなくなっていた。手足が冷えなくなった。もちろん今でも弱めの方が良いのだが。
これはホールブレインと各講座によって心身の変化が起きたことに他ならない。
ある時、MT中に”手が温かくなったね”と言われたことがある。
また、翌週には超微細筋肉反射テスト In Depth講座が控えていることもあり、緊張感を持って臨もうとしていた。しかし私は様々な要素で浮き足立ってしまうことが多々あった。反省である。
しかしながら、このグラウンディングから程遠い状況を味わったからこそ、より気を引き締めてIn Depthに臨むことが出来た。清濁は併せ呑むものである。
ちなみにドラえもんは3mm浮いている。体重や身長、スリーサイズまでが129.3なのはあまり知られていない。のび太は1964年生まれらしい。
本久米島合宿の最高峰である講座、In Depthへ臨む前に、もう一つ大切なことがあった。
それは潜在意識カウンセリング講座が終了した週末の9月25日(日)。
充実していたが、疲れてもいた。講座に16人も集うと、エネルギーは溢れんばかりである。こんなこと、合宿前の私であったら麻痺して感じていなかったであろう。
In Depthまでは残りあと1週間である。
以前から、その個性的な苗字は知っていた。同じつづりの著名なサッカー選手、声優さんもいる。
私の苗字は全国23位で、変わった苗字に憧れる。
その人は潜在意識カウンセリングの練習がしたいとのことで、私はクライアント(話を聞いてもらう側)をさせてもらった。プチセッションである。
自然とメガネを外す効能について話が進んだ。そして修正が出る。4時間 take off my glasses per day during the class?
それは、1週間後へ向けたもう一筋の”ひかり”であった・・。
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