隣でラーメンすすった違う世界の二人

タイトルは「変な二人」にしようかとラーメンをすすっている時は思っていた。
だけどよくよく考えてみると世界が違うだけで多分きっと変な人達ではない。
寧ろ向こうからすればこちらの方が変な奴の可能性すらある。

今日は日帰りで東京出張。
店で食べるラーメンがあまり好きじゃない僕は普段ならラーメンをわざわざお店に入って一人で食べるなんてことは絶対にない。
とにかくコスパに疑問が付きまとう。
スープに麺で1000円程度。カップ麺の200円程度の5倍美味いか?場所代入れても3倍は美味くないと割りに合わないがせいぜい1.2倍美味いかどうかだと個人的には思っているし、1.2倍美味いと言うか美味さの方向性の違いな気がする。
ラーメン屋で1000円払うならコンビニイートインでカップ麺200円食べた方が満足感60倍ある気すらする。

まぁその話はさておき。
せっかくの東京出張なので行先近くでランチの良さげな店を調べてラーメン屋に入った。
通されたカウンター席の隣には同年代ぐらいに見えるの男女が座っていた。
夫婦かなと思ったけど、どうやらそうでもなく職場の同僚で女が先輩、しかし男が年上みたいな感じ。
ここからはその男女と俺でラーメンをすすっている時の「会話」と(心の声)。

女「やだー美味しい!スープが超煮干し〜」俺(超煮干し?)
男「凄い煮干しですね〜」
女「うんうん、この煮干しの風味凄い好み」
男「体に優しい感じですね」
俺(何の感想やねんそれ)
女「ねえねえラーメンて何系が好き?」
俺(いやもうそれ家系じゃね?)
男「あ〜煮干しもいいけど魚介ガッツリも好きですよ」
女「あ〜分かる〜つけ麺とかで濃い系もいいよね」
男「すぐそこのつけ麺の店も結構人気で好きなんですよ僕」
俺(くっそどうでもええな…でも…こう言うどうでもいい会話が恋とか愛で楽しいやつなのか?え、てかこいつら付き合ってんのか?そんな感じでもないな…まぁどうでもええけど)
女「ん〜味変でちょっとお酢入れちゃおっかな」
俺(お酢?煮干しの風味がどうのこうの言うてなかったかお前?)
男「あ〜ありですね〜」
俺(嘘つけ!本音で喋れ!)
女「は〜ん…酸っぱくなって美味しい〜」
俺(そら酢やからな)
女「入れてみる?」
俺(挿れてみる?)
男「じゃあ…」
俺(じゃあ…)
男「うん、これはこれで美味しいですね」
俺(とここで俺が酢に手を伸ばしたら会話聞いてると思われるよな…どうするどうするやったろか…)

とかそんなやり取りがありました今日の昼飯。
本当は女が今度有給取ってフランスとスイスに行く話をしてたのを書こうと思ってたのですが飽きたので今回はここまで。

でもやっぱりバランスの悪い変な二人だったな。

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