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令和4年度 第2回家庭教育学級「親野 智可等さん講演会」

2022年11 月9 日(水)に、イベント委員会は第2回家庭教育学級を家庭科室で開催いたしました。

本年度は教育評論家の親野智可等(おやのちから)さんをお招きし、「〜自己肯定感を育めば叱らなくても子どもは育つ〜ゲーム・スマホ・勉強・躾など、目から鱗の子育てと家庭教育〜」と言う演題でご講演をしてだたきました。

親野さんは長年の教員生活を経て、現在では教育評論家として勉強法、子育て、しつけ、家庭教育についてSNSでの情報配信と合わせ全国各地でご講演をされております。ドラマ「ドラゴン桜」の指南役をされていたことも有名です。

世田谷区生涯学習・地域学校関連課から飯島様をはじめ北村校長先生、遠藤副校長先生、56名の保護者の皆さまにご参 加いただき、短い時間ではありましたが目から鱗の連続となる、とても有意義な時間を過ごすことができました。

親野さんの優しい口調とユーモアたっぷりでありながら、親も子も心が軽くなる工夫を話してくださり、皆さん頷いたり笑ったりとても楽しくあたたかい会となりました。ありがとうございました。

日々、子育てに奮闘する中で、皆さまも「自己肯定感」という言葉を耳にされたことがあるのでないでしょうか。とはいっても、詳しくは分からな い、どうやって「自己肯定感」を育めばよいのか、そんな私たちの素朴な疑問についてご講演いただきました。今回の講演会のポイントをいくつか挙げさせていただきます。

  • 子どもの性格は、自己イメージと生まれつきのものでできている。

  • 自己肯定感は、伸び率に影響を与えるため必要なものである。

  • 自己肯定感が低いと弊害が多い。低くなるのは叱るなどの否定的な言葉も原因の1つ(「〇〇はダメ」→「△△してみよう」)

  • 自己肯定感を育むに親の工夫が大切。方法と言葉の工夫をし、子どものの行動のハードルを下げてあげる。

  • 工夫してもできないことはあきらめる。あきらめるとは、手を買え品を変え親が努力した上で子供が変わらない場合には「こういう子なんだな」と明らかになった時には諦めると言う意味です。できない事は今は手伝ってあげ、代わりにどんどんやってあげても良い(その際は絶対に嫌味など言わずに)。

  • 子供をリスペクトしてコミュニケーション楽しくとり接することで自己肯定感を高めることにつながる(家庭を子どもの安全基地に)。

  • できること、好きな事は応援する。誰よりも好きでできることは自己肯定感を高めます。(子どもが好きなことが変わってもいい。子どもがやりたい事を応援しましょう)

  • 工夫は大事だが治らないこともある。小学生では自己改造がまだできないことと、生まれ持ったものが大きいため。

  • 今を楽しむ、一番美しくかわいい時。ありのままの我が子を親が味わう時間を大切に。(10年後に今の子供達の写真を見た時、うんと可愛く感じるでしょう。なのに今をイライラして過ごすのはもったいないですね)

最後に、子ども育ての方針や環境は各家庭違うものではありますが、『子供達には自信を持って生き生きと育ってほしい』と言う思いは、きっとどちらのご家庭でも同じだと、思います。

子どものためにと思ってかけていた言葉も、実は親である自分の都合やわがままだったりした事が多く、改めて自分の子育てを見つめ直す機会をいただけました。

「子育てに追われる日々」と言う表現になりがちですが、親野智可等さんのお話を受けて、「子ども達とおうちで安らぐ時間が増えるような日々」にして行けたらいいなと思える素晴らしい講演会でした。

親野智可等さん、ご参加くださいました皆さま、本当にありがとうございました。

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