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米J&Jに2200億円の賠償命令が下された ベビーパウダー発がん性問題の本当のところ。

2020年6月24日のニュースで、アメリカのジョンソン&ジョンソンが発売するベビーパウダーに発がん性物質が含まれていた件の審議。
ニュース文面だけを見ると、J&Jのベビーパウダー=タルク=危険 と誤解される印象記事となっている。

J&Jベビーパウダーをはじめ、一般的に使用されている多くのパウダーは原料にタルクが含まれており マッサージや性感プレイにて多く使用されるものも同種であるため、心配される方もいらっしゃるのではないかと。

事の発端と「本当のところ」を改めて記載させていただきます。

なお、これは当方個人が調べてまとめた文章であり、法的かつ科学的立証を得た物では無い事。それでも現状日本で販売されているパウダーの安全性を表す一つの見解として読んでいただければ幸いです。

問題のニュースと経緯とは?

2020/06/24のニュースはこちら。

『米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が販売したタルク(滑石)を原料とするベビーパウダーが、卵巣がんを引き起こしたとして損害賠償を求める裁判で、ミズーリ州控訴裁判所は23日、一審の陪審評決を支持し、同社に賠償金21億ドル(約2200億円)の支払いを命じる判断を示した。』(記事より抜粋)

というもの。

今件は 1987年7月にタルク(滑石)を主成分とするベビーパウダーを販売する11社19製品を調査し、5社5製品のベビーパウダーにアスベストの混入が認められたことが発端。その後はタルク中のアスベスト試験法が定められ、以降の製品には混入してはいません。

そんな中、2016年7月に当時63歳の女性が、
「タルクを原料とするパウダーを女性器周辺の衛生のために長年使用。その後、がんを発症した。』と控訴。
次いで2018年、原告22人がJ&Jを相手に訴訟。
今回下った判決は「アスベストを含んだ製品を、承知の上で消費者に販売した」というものです。

その後の流れは?

これら一連の流れを受け、J&Jは度たび商品の回収や米国とカナダでの販売中止を発表していますが、実際のところはクレームが多いからが理由であり、危険性が認められた、確認されたからではありません。

控訴もあくまで「これまで長年販売されていた製品の中に過去品質の悪いものがあった。その発表を怠った」ということであり 
実際、『ベビーパウダーと卵巣がんに関連性なし』という研究論文も発表されています。


実際、もしも原料のタルクそのものに問題がある、となった場合
ほとんどの化粧品や工業製品すべてアウト、という事になってしまいます。


マッサージやプレイに使用されるパウダーの安全性は?


結論から申しあげますと、現在日本国内でJ&Jをはじめ各社から販売されているタルク製のベビーパウダーに危険性は無いでしょう。

上記したように、問題となっているアスベストが検出されたのは30年以上も前の事で、その後は検査基準が強化されアスベストの混入はありません。

さらに日本での販売には日本独自の安全基準も+されていますし、

判決理由も発がん性が科学的に認められたからではなく「リスクを消費者に警告しなかった」ことから。

報道はあたかも不安をあおる書き方をしていますが、
近年の製品使用で発病した人がいる、という事ではないのです。

(もしそうなら乳幼児の発がん率・死亡率はとんでもない数値になるはずです)

こちらは神奈川県保健医協会HPでの記載文。


いけしんの性感パウダープレイに関しては?

性感プレイに使用する品は、正規販売品を使用し
使用期限や当日も衛生管理にも重々気を配っています。

パウダーのはタルク製の製品以外の、トウモロコシ等のコーンスターチを原材料とした品も存在し、
私、いけしんのプレイではタルク製とコーンスターチ製 それぞれのパウダーを用意。 パートナーさんが希望選択いただく事も可能です。

ただ、ご存じのようにコーンスターチは有機物であるが故、アレルギーを引き起こす可能性はタルクよりずっと高いため 判断が難しいですね。

とはいえ。タルク、コーンスターチ問わず パウダーそのものは安全性の確立した素晴らしい製品です。

安心して性感にその身をゆだねちゃってください。





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