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【イタリア】膣カンジダ。夫に浮気を問い詰める

二ヶ月ほど前から、何だか体調に変化がありました。
検索してみると、年齢的なものかもしれない。
四十路を前に閉経の準備でもしていると思い、
特に気にせず過ごしていました。

ところが少し前から痒みが出始めたんです。

ナニコレ?

膣カンジダは20代でかかったことがありました。
あと、夫と付き合いだした当初にも。

また、フィレンツェ留学時には、
友だちが男性が変わる度になっていたな…

私の中で、膣カンジダは
男性との性交渉の反応として出るものと
勝手に決めつけていたのです。

先日も同僚がカンジダの症状が出ているとのこと。
彼女も最近、新たな男性と仲良くしている様子。

ほら、やっぱり…と結びつけてほくそ笑んでいる。


私の思い当たる原因は、特にない。
ストレスもなけりゃ冷えてもいないはず。
厚手のタイツをいつも履いて、
今年は寒さを上手く乗り越えている。
靴下もモコモコ、パジャマも何枚も重ねて
暑すぎるくらいがちょうどいい。

これまでの結婚生活で全く問題なかったのに、
なぜ今、症状が出ているのか…


もしや???

原因は、、、
ギョロっと目線を隣に移しました。

(心の声)「お主、もしや誰かとやりよったな…」

段々とそんな気がしてくる。

私が毎晩仕事で家を留守にしている間に…
私の知らぬところで…
週末にトニーのところで乗馬するとか言って…
バンドの練習があるからとか…

どれも信じていたけれど、
隙があると言えばそうだし、
気づいていなかっただけなのかも。


想いがはち切れて、
出勤直前の夫に抜き打ちインタビュー。

「ほかの女の人と何かがあったから、
私がこうなったのかも。」と言うと、

「僕が原因じゃないよ。何言ってんの。」

出勤前に投げた言葉は、
一言で終わりドアを閉められた。


悶々…

えっ、さっきの夫の言い方、おかしくない?
俯きながら、目が泳いでいたような。
完全に隠せていないような…
何度も脳内再生を繰り返す。

何だか怒りが込み上げてきた。
すぐさま夫にメッセージを送る。

「あなたは嘘のつけない人ね。
本当のことを知ってしまった」と。

これが決定的瞬間か…

こうなれば私は日本に帰って
また一からやり直すかッ


いろいろ面倒だなぁ〜

今すぐ帰る資金は一応あるし、
仕事も辞めようと思えばできる。
歳を重ねる親と一緒にいたいし、
傍で助けになりたいとも思っていたところ。


夫から返信が来ているが
とりあえず無視。


早朝から鳩の鳴き声によって起こされた私は、
眠気が襲ってきたので再び寝ることに…


最近、YouTubeで快眠動画を聴きながら寝ています。
高ぶった気持ちを落ち着かせ、
短時間でも効率よく寝ることができています。


それが、効きすぎました…


気づいたら2時間も経っていて、
出勤すべきところ、1時間も遅刻!

起きてびっくりしたけれども、
よく寝てスッキリしています。

寝ぼけたままで仕事をしていたけれど、
たくさん訪れるお客さんにバタバタ。
あっという間に夕方になりました。


帰宅してすぐに夫から電話が…

何もなかったかのように、いつものように話し出す私。
電話を切った後も特に突き詰めない。

怒りは何処へ…
今朝の私は何だったんだろう。
もしかして、寝不足で不機嫌だった⁉︎

そうなのかも。


たまにこんなことがあるんです。
周りはいい迷惑ですよね。

でも、そこに気づけた私偉いッ… ⁉︎

ということで、帰宅した夫に、
「奥さんとどうだった?
私はお妾さんですから」と冗談をかます。

「君がお妾さんなら、もっと愛情をもらっている」と
皮肉で返してくる…

そして夫は身の潔白を証明してくる。
「婦人科へ行ってきな。本当にカンジダなら
僕も薬を飲む必要があるから。」と。

ごもっとも。
午後一番で電話します。

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