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【帰国日記】屋島で遊んだ日のこと


ことでんに乗ってお出かけ。

幼馴染との約束の日。

久しぶりに乗った電車。子どもの頃、街へ行く唯一の手段でした。

電車の音も風景もあまり変わらず、

ゆりかごのように落ち着きます。

ぼんやりしすぎました。。。

友だちと約束した駅を通り過ぎ、

気づいた頃にはもう次の駅で、

またその次の駅で急いで降りました。



必要がないと情報は、記憶から消されるんですね。

駅の名前と場所を勘違いしていました。

でも、切符はきちんと買っていたんです。

毎日通っていたのに… フゥ〜

幸いにも、早めに出たので友だちはまだ家。

振り回さなくて良かった。一人で焦っただけでした。

せっかくなので、目的地方面へ歩いてみることに。

かつては、車で通り過ぎる道でしたが、発見がありました。

昭和なお店を見つけることができました。

EASHLON とはなんでしょう。

当時の流行だったのでしょうか。

おばちゃまたちの服と学生服を扱っているようです。

商店街にはおばちゃまの服屋は少なくなりました。

郊外の実店舗は、貴重なのかもしれません。

憩いの場にもなっていることでしょう。



テクテク

幼馴染と合流しました。

と言っても、先日家に夕飯を食べに来たので、

一通りの久々の感動的な再会は済ませました。

でも、ナゼ駅を間違えた?と笑って始まりました。


友だちと合流し、帰国してまだ食べていなかった

ラーメン店へ連れて行ってくれました。

小ぢんまりとした店舗の中には椅子があり、

常に人が待っている状態でした。

一番上は汚れるから、2段目から使う気配り。

4年ぶりの日本のラーメンは味噌にしました。

んまそ!

ここは、トマトスープのトマチリラーメンが人気で、

味のバリエーションも豊富。

友だちもチリのないものをいつも注文するんだとか。

手打ちの麺はコシがあり、スープとも絡み絶妙!

食べ終わったもまだ食べたい!と思わせる味でした。

満腹になった後は、コーヒーと甘い物の出番です。

最近、リニューアルした屋島山上を見に行くことに。

屋根のような形をした山で、今は橋がついて

誰も島だとは思っていません。

高松の街を一望できる観光スポットとして知られています。

しかし、時代の流れは変わり、山上のホテルは次々廃業。

廃墟とかした建物はお化け屋敷のような恐ろしさ。

それが今年に入り、山上をリニューアル。

新たな施設を加え、老若男女が楽しめる場所になりました。


ガラス張りの回廊が新たな目玉になっています。

この新しい建築はというと、

SUOは18年の屋島山上拠点施設基本設計国際プロポーザルで、藤本壮介氏や石上純也氏らに競り勝ち、最優秀者に選ばれた。妹島和世建築設計事務所およびSANAA出身である周防貴之氏は、独立して最初に挑んだプロポーザルでいきなり屋島山上拠点施設の設計者に選ばれた。
日経XTECHより

夏場は日陰になり涼める場所になり、冬場は寒さを凌げる。

甘味を食べて瓦投げするだけだった展望台が、

何度となく行きたくなるスポットになろうとしています。

中央の山の麓から港まで繁華街
中央から少し左の高い建物が県庁
左手前の緑地帯はゴルフ場


屋島はちみつソフトクリーム。

特徴はそんなにないけれど、観光地にソフトクリームはつきもの。

地上より少し寒いだけあり、秋の訪れは一足早そうです。(10月上旬撮影)


反対側の展望台は、私の育ったまち「牟礼町」です。

中央の山の上に人が眠っているような凹凸が

街のシンボル「五剣山」。

ここに、四国霊場八十五番札所の「八栗寺」があります。

友だちの家や遊んだ場所を眺めていると、

中学時代のことをどんどん思い出します。


実はココ、有名な場所なんです。

源平合戦の「屋島古戦場」の舞台とされています。

川やお寺などに石碑があり、県内外から観光に訪れます。

(ちなみに地元の小学生は、授業で石碑巡りをします。)

なんと、イタリアの同じ街に住んでいる日本人の友だちは、

歴史好きの旦那さんと一度来たことがあると

当時の様子を語ってくれました。

歴史好きなら興味を抱くかもしれませんね。



屋島山上を満喫したら、念願だった焚き火です。

コロナでキャンプを始めたという友だち夫婦。

近場で炭火焼きや焚き火をして休日を満喫しているようです。

地元の精肉店でお肉を調達し、スーパーで野菜や甘いものを買いました。

さっそく、

慣れていて手際がいい
日が沈むと晴れてきました
木が燃焼していると煙が出ないと教わりました
食後のおやつに、スーパーのプリン
不完全燃焼中。この木がなかなか燃えない。


火を絶やさぬように見守ることが、

こんなに癒しになるとは知りませんでした。

二人とも火だけを見つめて、これまでのことや

今抱えている問題、将来のことなどを語り合いました。

焚き火には不思議なチカラがありますね。

言葉にできなかった想いがどんどん溢れ出てくるし、

どんどん引き出したくなる。

それを木が燃え尽きるまで話し続けました。


4年ぶりの隔たりを埋められようで満たされました。

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