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【帰国】濃い讃岐を味わいたいなら「ごえもん」&「かつえ」

讃岐人は、飲みに行った〆にも「うどん」を食べます。

ラーメンもいいのですが、我々はうどんに始まりうどんに終わる。

普通の「かけうどん」なんか食べません。 

欲しくなるのがこれです!


カレーうどん

ヒェ〜‼︎ 〆なのに⁉︎

はい、真夜中にです!

これが、また、絶品!!

入った瞬間の食欲そそるカレーの香り!

着席するとみんな揃ってカレーうどん!

会話をしつつ、気持ちはもう昂っています。

「はい、お待たせいたしました〜」と

私の目の前にやってきて、パチンッとお箸を割り、

飛び散らないように気を遣いながらも豪快に

ズルッズルズルゥ〜!! 

喜びで写真もブレる


麺の角がトゥルッとした舌触りで、

出汁の効いたカレーと口の中で絡まり、

思わず噛まずに飲み込んでしまうー!!

あぁ、極楽!


また一口、そしてまた一口…

最後はカレーを飲んで、

はい、おしまい!!



一度食べたら忘れられず、また飲みに行きたい!

飲みに行くところから、アプローチがはじまっているので、

真っ先にカレーうどんを食べに行っては意味がないんです。

食べながら、この後カレーうどんが待っているソワソワ感も

あの感動を知ったから。



かと言って、働いていた時に食べていたかと言うと、

実はそうでもないんです。 

「観光客が食べるもの」とも言われたこともあり、

果たしたて何が本当なのかよく分かりません。

以前行ったのは、確か地元出身の名映画監督に、

東京の人を案内するのに私も同行したような…。

ごめん監督、覚えてない。

飲み屋街の中にうどん屋はあります。

北古馬場 ごえもん
午後8時〜午前3時
定休日 日曜日



お好み焼き「かつえ」

ラジオ局へ行くと、大御所アナウンサーが

生放送をしていました。

この方は、『ズームイン!』で全国に名の知れた

名物アナウンサーで、地元でも知名度は高く、

存在感もあり、高齢になった今でも現役で活動されています。

久しぶりに挨拶しました。私のことなんて

忘れただろうと思っていたのに、鮮明に

思い出話を語ってくれました。

その会話の中で、

瀬戸内町のかつえへ行っておいで。」

と言われました。港町のお好み焼き屋なんだとか。

「ここへ行ったら、濃い讃岐弁が聴けるから!」

と、私の望みを知っていたかのような偶然です。

子どもの頃に聴いていた、祖母と祖母の義理の姉のような、

ゆる〜く、のんびりとした讃岐弁の会話を

長らく聞いてないなぁと思っていたところだったんです。

どうにかそれを残したいと思っていたんですが、

二人ともいなくなりました。

でもとにかく、年配らが気兼ねなく会話している様子を

録音したいと思っていたんです。

で、絶好のチャンスがやってきました。

友だちと行ってみることに。

手書きの暖簾が茶目っ気があってカワイイ。

ら自転車は常連さんのもの。


中へ入ると、初めての人だなとギョロっと見られました。

お好み焼きを焼いているのが、かつえさん。

鉄板の周りに4人が座れる、小ぢんまりとしたお店。

食べていたかとおばちゃんたちから「かっちゃん」と

呼ばれていました。

そして、私たちも注文。友だちは牛すじ、私は豚です。


この間に、「名アナウンサーの勧めで来ました」。

と自己紹介しました。すると、かっちゃん

コロッと手のひらを返したかのように、

「何とな!あの人何年も顔見せんとからに。

元気しとんな?」と喜びを隠しながら皮肉を言います。

お好み焼きが焼ける間に食べたくなったのが「おでん」

讃岐人、うどん屋では食べるのは当たり前ですが、

まさかお好み焼き屋にまであるとは思いませんでした。

豆腐がニシ貝か迷っていたら、

「どっちも取りまい。半分にしてあげる」と。

豆腐の角が欠けたからと、下からすくうと、

アキレスが出て来たのでそれも入れてくれました。

硬い!と友だちが言うと、また細かく切ってくれました。

そして、辛子味噌をもっとかけた方が美味しいと追加。

どこまでも優しい。

お好み焼きを待っている繋ぎに、おでんは最高の役割を果たします。

さらには、お好み焼きの具にもなるから、大事な存在です。


完成した写真を撮り忘れている‼︎

そりゃ、帰国して初めてのお好み焼きに感動です!

もう少し食べたかったけれど、

「このくらいでちょうどえんゃ」と説得されました。

でも、「今度は焼きそばも食べまい」と言われ

また食べたい気持ちが止まりませんでした。


数日後…

戻って来ました。

そして念願の焼きそばもお好み焼きも

友だちと半々で食べました。

量が多かったので、夕飯を食べなかったくらい。


そして、名アナウンサーに報告へ。

「あそこ、大きいやろ〜。でも小さく言うたら、

ほんまに小さくなるけん、あれでえんゃ〜」と。

あのまんま食べて良かった!大きさは、

かつえさんの「気持ち」なんだと思います。

また帰国したら必ず行くお店が増えました。


何も生まれないしただの日常を切り取りました。

ぜひ、暇つぶしに聴いてみてください。



香川まで来て、お好み焼きを食べないと思いますが、

気になった方はぜひ。

「イタリアへ行ったあの子に聴いた〜」

と言うと、たぶんサービスしてくれます。

讃岐で濃い人の会話を聴くなら、ぜひココへ。

お好み焼き かつえ
11:30〜15:00
定休日: 月曜・火曜 

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