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【イタリア】板挟みはツラい 八方美人の嘆き

転職してまもなく半年が経とうとしています。
穏やかな環境で楽しく働くことができ、
仕事を変えて心から良かったと思っています。

しかし、毎日同じ波とは限りません。
小さな時もあれば荒れることも。

今日は後者でした。

数日前から、同僚が私の行動に指示を出してきました。

「あなたは、あなたの仕事だけをしなさい」
「他の人を助けるのは、頼まれた時だけ」
「時間になったら家に帰りなさい」


はい。とは言いましたが、なかなか納得できません。

仕事を円滑に進めるために、サポートすることは
同然だと思っているからです。
みんなで補い合う方が全てが速く前進する。

しかし、私が手を加えることにより、された方は、怠けるタイプもあれば、
劣っているとか、惨めな気持ちになる人もいる。
と、言っていたような…

もう、この時点で脳には言葉が入ってきません。


日本では、ラジオ局で10年働いてきました。
みんなで力を出し合って支え合いながら仕事することが
優良な働き方だと感じてきました。
助けが必要だなと思えば、尋ねずにさっと手を差し伸べる。
必要な物がありそあならば、先ず行動に移す。

気がついたら人がやるから、知らんぷりしてやらない人もいる。
そんな人とは、熱量が違うから生半可に見えるんです。

情熱や想いを持って取り組む方が、必ず良い番組ができると
願ってやってきました。


また同時に、もう一つの悩みも。

人を悪く言いたくない。


私の勤務は、14:30になったら仕事を片付けて、
17時に再開します。
だから、みんなより先に帰るんですが、
今日は人手が足らないので作業していると、
「帰りなさい!」と言う声が飛んできたのです。
任された仕事だし、自分も携わっているから終わらせたい。

しかしながら、「帰りなさい!」となるのです。

一方で作業を指示してきた同僚は、「なんで最後までしないのよ!」と。
彼女の気持ちもよく分かるし、人手が足りないから
助けたい。あと、悪く思われたくないというのもある。

「帰りなさい」と「最後まで作業して」との間で胸が苦しい…

結局、私はどちらに対しても悪評価となるわけです。

頭の硬いタイプだ。
自分で決断できない。
みんなに良い顔する。
最後まで作業しない。
途中で放り投げる。

ではどうすれば良かったのか…

早々に切り上げて逃げる?
答えは分かりません。

あなたならどうします?
もしくは、どうすれば良かったのですか?



帰宅して夫に相談すると、「僕がオーナーに電話する!」と。

余計ややこしくなるからしないで!と言っても通用せず…

用事があって出かけたい夫だけれど、
開けた食洗機が閉まらなくて動きが荒くなる。

もう、状況がツラくて泣けてくる。。。

そして、泣いている私にまた気が滅入る夫…

で彼は、最終的に勤務先に電話してしまいました。
これでみんなに知れ渡ってしまった…

あーあ…


すぐさま同僚から電話が。
「あなたを責めていないのよ!」と。
彼女の気持ちも分かるし、彼女を責めたくないし、
「あなたのことを悪く言いたくないし、酷いと思われたくないの」と返す。云々。

私たち二人が和解できたのは良かったです。


八方美人は、人を不快にさせるのでしょうか。
みんなにいい顔して、笑顔でいることが気に入らないのかも。
強く言われても言い返せないタイプなので、
みんなにフラストレーションが溜まっているのも事実。

海外で働くって、戦いであり、鍛えられる場でもあります。
瞬時に言い返せる言語能力がないのも悔しい。

人と接しない仕事はないのだろうか…と、
現実逃避しています。

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