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ルパン帝国設定試案


※注意※
以下の文章にはモーリス・ルブラン著「アルセーヌ・ルパン」シリーズ諸作品の重大なネタバレが盛大に含まれています。

つい先日の日記で、「漫画アクション」付録のカラー口絵を引っ張り出し、その中の『特に深い意図は何も無かったであろう』瑣末な部分を敢えて『きちんとした設定』と看做し、「ルパン帝国が在ったのはイタリアのフィレンツェである」と解釈してしまうという遊びを披露しましたが…これ、自分でも結構気に入ってるんですよね。何か色んな意味でそれっぽくて。

あくまでも遊びだった癖に「いっそ本気でそう解釈してしまっても良いんじゃないか?」とすら思っちゃう程だったりして。冗談で言い始めた事が途中から本気に擦り換わるってのは時折ある事です(笑) それでもまぁルパン帝国フィレンツェ説については、やっぱりあくまでも遊びの範疇ではありますが。

例えば熱烈な「ホームズ」マニアであるシャーロッキアンの人々が、「ホームズ」作品内の矛盾をどうにか辻褄を合わせられないか?と試行錯誤したり、あるいは作品間の隙間を妄想・想像・推測で埋めたりとかいったような知的遊戯を盛んに行なって来た長い歴史ってのがありますが…我等が「ルパン三世」で同様の遊びを行なうのも実に面白いものです。マニアならではの楽しみですね。

それでこの…帝国フィレンツェ説を不必要に気に入ってしまったアタシは、更にもっと有機的に発展させて、説得力を上げて、強度を増すってな事は出来ないだろうか?と色々と弄り回していたら、何だか自分の中で更に面白くなっちゃったので此処に書き留めておく事にします。

まず注目すべきなのは原作(旧)第12話「健在ルパン帝国」の中で言及されている「帝国を築いたのはルパン二世である」という点でしょう。原作においてもアニメにおいても初代アルセーヌや三代目に較べると、どうしても影が薄い存在の二代目ルパン。普通の感覚から行けば「帝国を作ったのは初代アルセーヌ(※)」って事になるだろうと思うんだけれど、何故かそうではなく「二世がルパン帝国を建国した」という点が非常に興味深いところです。

(※)実際、モーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」シリーズの中の一編「虎の牙」において、主人公ルパンはモロッコ南部からコンゴに至る地域を征服し、其処にモーリタニア帝国を建国、皇帝アルセーヌ一世として即位しております。ちなみにそのモーリタニア帝国は後にフランスへと譲渡されています。

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ルパン帝国を築いたのは何故初代のアルセーヌ・ルパンではなくルパン二世だったのか…?? まず考えられるのは素質の問題でしょうか。例えば…怪盗としての才能・素質に恵まれていた初代と三世に較べて、二世はその方面ではあまり才能を発揮出来なかった。しかしその代わりに彼は組織作りとその運営に関する類い稀な高い能力を持っていた…とか。

あるいは才能の有無などは関係無く、時代背景の問題だったと考える事も出来るでしょう。初代アルセーヌが活躍した時代は1900年前後から20年代頃、三世が活躍した時代が70年代以降だったとすれば、二世が活躍したのは恐らく30年代頃から50年代60年代頃だったという事になるでしょう。この時代に二世の前に敵として対峙したのはーーナチスだとかソビエト共産党だとか、あるいはアメリカのユダヤ資本だとかマフィアだとか、あるいは日本の関東軍だとか、そしてまた戦後の米ソ二大強国といったところだったのではないでしょうか。何にしろ超巨大組織です。

初代アルセーヌも祖国フランスの英雄として国家間の争いに首を突っ込んだりしていましたが、その頃よりも更に更に途方も無くスケールが大きくなってしまったと言って良いでしょう。最早個人レベルでどうこう出来るような規模ではありません。当然ルパン二世にも組織力が必要となった筈で、その為に彼が巨大な組織を作り上げたというのも自然な成り行きだったでしょう。そして第二次大戦後、その時の組織がそのままルパン帝国に移行したんだとすれば…??

此処でアタシが更にもうひとつ引っ張り出したいのは、大和屋竺が書いた「ルパン三世/華麗なる犯罪 絢爛なる狂気!」というシナリオです。これは旧ルパン制作よりも前に準備され、結局は廃案となった数々の没脚本の中の一本なんですが…これが非常に興味深い内容なんですね。この「華麗なる犯罪 絢爛なる狂気!」の冒頭部では三世の出自が語られているんですが、それを大雑把に要約するとーー

禁酒法時代の終焉から間もなく、世界は大戦争に突入。
暗黒街の住人達は鳴りを潜め、かつてエリオット・ネスの悩みの種だったルパン二世もその行方が判らなくなっていた…が…第二次大戦の渦中、二世は美しい日本女性と熱烈な恋に落ち、やがて三世が誕生した。
時は流れて1971年…。

ーーといった内容で、アタシはこの没脚本の設定がかなり好きなんですが、まず何が良いと言って、この流れであれば「三世は日本人の血を受け継いでいる」という設定が無理無く成立するんですよね。

原作およびアニメで描かれた魔毛狂介のエピソード(※)では「次郎吉がミレーヌ・ルパンに婿入り(?)し、その系譜から後にアルセーヌ・ルパンが産まれた」という事にされていて…つまり「アルセーヌ・ルパンは日本人の血を受け継いでいる」「だから当然三世も日本人の血を受け継いでいる」という事になっているんだけれど、この設定は不味いだろうと思うのは「アルセーヌ・ルパンを勝手に日仏混血という事にしてしまっていいのか…??」ってのがあるからなんですよね。

(※)原作(旧)第83話「能ある悪党は牙をかくす(その3)」
(※)旧ル第13話「タイムマシンに気をつけろ!」

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だからこれ何にしろ、この時に示された三世の血統に関する情報はその殆どが「魔毛狂介を罠に嵌める為に捏ち上げた嘘だった」とすべきなんだろうなと思うんですよ。あの祝言前の次郎吉が云々ってのは三世の芝居だった訳だけれど、それだけではなく、そもそも次郎吉自体が虚構、急場凌ぎに三世が捏ち上げた嘘だったと捉えるべきだろうと。そんな眉唾の次郎吉が云々に較べれば「二世が日本人と結婚した」「だから三世は日仏混血だ」とするのは至極自然で何の問題も無い設定だと言えるでしょう。

ところで…明言されている訳ではないんだけれど、大和屋脚本の中では「当時の二世はアメリカ兵だった」と設定されているように読めます。これはつまり二世と日本女性とを結び付けるに当たって、二世がアメリカ兵であれば「太平洋戦争の渦中で出会う」という状況を用意出来ますから、その辺で都合が良かったという事があったんだろうと思われます。

尚且つ大和屋脚本の中では三世の誕生が原爆のキノコ雲のイメージとオーバーラップする形で描かれており、つまり三世の誕生は恐らく1945年の事だったと設定されている様子です。そうなるとこの脚本内で青年のルパン三世が登場する年、あるいはまた旧ルパンの放送が開始された年でもある1971年当時、三世は26歳だったという事になる訳で…これはかなり丁度良い感じではないでしょうか。旧ル当時の三世が20代の半ばだというのはかなりそれっぽい感じ(もう少し若くても良いけど)。

この「三世は1945年生まれ」というのは恐らく原爆投下と三世の誕生とをダブらせる事によるインパクトを狙って設定されたものなんだろうと思いますが、結果的には「それで正解」な感じで、これこのまま正式な設定として採用されていても、それはそれで良かったんじゃないか?とも思うところです。まぁ「年齢不詳の方がミステリアスで良い」「具体的な数字は出さない方が良い」というのも一方ではありますから、ちょっとアレなんですけどね。その辺も踏まえれば、仮に採用するにしても裏設定程度に留めておくべきなんでしょう。

それで此処からが肝腎なんですが…
そうやって二世がアメリカ兵として三世の母となる女性と出会う訳ですが、その前段階として、まずはフランスの怪盗アルセーヌ・ルパンの息子である二世をアメリカ合衆国と結び付けておかなければなりません。何故フランスの怪盗の息子がアメリカ兵として活動する事になるのか…??

その流れを自然にする為に大和屋竺が用意したのが、恐らく「禁酒法時代にエリオット・ネスの悩みの種だったルパン二世」という設定だったのでしょう。二世はまず禁酒法時代・1920年代頃に何らかの理由で渡米、彼の地で暗躍をしていた。だからその後にアメリカ兵として戦地に赴き、其処で日本女性と出会ったのだと。

この「禁酒法時代に二世はアメリカで暗躍した」という設定がつくづく素晴らしいのは、これが偶然にも(?)帝国設定と繋がってしまうからなんですね。ウッシッシ。
エリオット・ネス率いる捜査局(後の連邦捜査局 (FBI))に追われる二世の前には、それこそアル・カポネなどのマフィアが商売敵として立ちはだかったりもしたでしょう。合衆国の捜査局、そしてまたマフィア…先の文章の中で例として挙げた巨大組織が此処でやっぱり登場する事になります。だからこそ二世は組織力の重要性を痛感し、大戦による混乱なども切っ掛けとなって、暗黒街から一時撤退をしたのでしょう。そして大戦中に二世は、後のルパン帝国へと繋がる組織を影で作り上げたのではないでしょうか。その過程で日本女性と恋に落ち、その結果として三世が誕生した。
…って何だかこれ、かなり綺麗な展開じゃないですか??

もっと言えばこの禁酒法時代云々の設定が偶然にも素晴らしいのは、旧ル第21話「ジャジャ馬娘を助けだせ!」に登場した、かつての二世の仲間が『ケン牧田』『ジョージ滝川』と、二人揃って日系人らしき名前を持って現れている点に繋がるからだったりもします。つまりケン牧田もジョージ滝川もその名が示す通りに日系二世だったとして、彼等が他ならぬ日系アメリカ人なんだとすれば…?? 此処でもまた「禁酒法時代に二世はアメリカで暗躍した」という設定が活きて来るのでありますよ。

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此処でちょっと時間軸を整理してみます。

1920年代 二世がアメリカで暗躍
1939年  第二次世界大戦開戦
1941年  太平洋戦争開戦(※アメリカ兵として二世も参戦)
1945年  三世誕生

これに更に「アルセーヌ・ルパン」シリーズの歴史を重ねつつ、二世誕生のタイミングをアタシが勝手に妄想したものを付け加えればーー

1894年  アルセーヌがクラリスと結婚(「カリオストロ伯爵夫人」)
1900年  アルセーヌの長男ジャン誕生(「カリオストロの復讐」)
1902年  アルセーヌがソニアと結婚(「ルパンの冒険」)
1907年  アルセーヌがアンジェリクと結婚(「ルパンの結婚」)
1908年  アルセーヌがレイモンドと結婚/二世誕生(「奇巌城」)
1915年  モーリタニア帝国建国(「虎の牙」)
1919年  アルセーヌがフロランスと結婚(「虎の牙」)
1920年代 二世がアメリカで暗躍
1923年  攫われていた息子(?)とアルセーヌが再会(「カリオストロの復讐」)
1923年  アルセーヌの財産をマフィアが狙う(「ルパン最後の事件」)
1939年  第二次世界大戦開戦
1941年  太平洋戦争開戦(※アメリカ兵として二世も参戦)
1945年  三世誕生

アルセーヌ・ルパンは都合5回結婚しています(※)。
最初の結婚相手クラリスは女児を死産した後に長男ジャンを出産。出産後にクラリスは死亡。産まれたばかりの長男ジャンはカリオストロ伯爵夫人に誘拐されて行方不明となり、その後、1923年に再会をするんだけれど…この長男ジャンがルパン二世なんだとすると年齢的にちょっと厳しいんですね。三世が45年に産まれたんだとすれば、この時のジャンは45歳。しかもアルセーヌと再会したばかりのジャンが、すぐその直後に二世としてアメリカで暗躍するというのもちょっと苦しい気がします。

(※)これ以外にも実はクラリスとの結婚以前(1894年)、別の女性(氏名不詳)との間に長女ジュヌヴィエーヴが誕生している(「813」)んですが、まず何より娘でありますし、性別を敢えて無視して彼女が二世だったと仮定しても、長男ジャンと同様に年齢の面でちょっと厳しくなりますので此処では無視します。

二度目の結婚相手ソニアとは子宝に恵まれないまま死別。三度目の結婚相手アンジェリクは結婚式当日に修道院入り。最後の結婚相手フロランスの場合はちょっと時代が下り過ぎているのが問題で、もしも結婚してすぐの1919年頃に子供を産んでいたとしても、その子供が20年代にアメリカで暗躍するというのはいくら何でも無理があり過ぎるでしょう。

残ったのは四度目の結婚相手レイモンド。
ところがこのレイモンドはエルロック・ショルメス(シャーロック・ホームズ(※))によって射殺されてしまっているんですね…。しかし。もしも其処に実はアルセーヌ・ルパンによる何らかの策略が働いていて、実は彼女は射殺されておらず、密かに生きていたとしたら…?? あるいはそもそも彼の名探偵シャーロック・ホームズが、不慮の事故ではあったにせよ、何の罪も無い女性を射殺してしまったという事自体が不自然なんであって、実際には射殺の一件は無かった、何らかの思惑があってアルセーヌ・ルパンの伝記が改竄されていた、とすれば…??

(※)無断で勝手にシャーロック・ホームズを自作に登場させたモーリス・ルブランはその後、「ホームズ」シリーズの作者であるコナン・ドイルによって猛烈な抗議を受け、その結果、件の探偵の名前をアナグラムで弄り、『エルロック・ショルメス』という別人に変更した訳ですが…こうなって来ると、そもそもこの探偵は本当に存在したのかどうかすら何だか怪しくなって来たりもして…??

という事で無理矢理にレイモンドは生きていて、尚且つ同年に二世を産んでいた事にしてしまいます。長男ジャンの誘拐に懲りたアルセーヌが、今度は我が子の誕生を隠しておきたかったから伝記を改竄した、としても良いかも知れません。

此処でちょっと注目して戴きたいのは「1920年代に二世がアメリカで暗躍していた」という点。何故二世がアメリカに渡ったのか、その理由は不明でしたが…誘拐を危惧したアルセーヌが、フランスから離れた新天地・アメリカに二世を送ったというのが真相なのかも知れないですね。ウシシ。

あるいはまた、1923年にはアルセーヌの数十億フランの財産をアメリカのマフィアが狙うという事件が起きています。こうなって来ると、これがタイミング的にはかなり意味深で…ルパン二世がアメリカに渡って暗躍する中で対立したアメリカン・マフィアが、その父・アルセーヌの財産に目を付けたという可能性もあるでしょうし、あるいはアメリカン・マフィアと対立した結果、彼等を牽制する為にアルセーヌが二世を渡米させたという可能性もあるでしょう。

二世がアメリカ暗黒街で暗躍した詳しい時期がはっきりしませんから前後関係が判然とはしませんが、それが数十億事件の前だったにせよ後だったにせよ、そのどちらであっても納得が行く展開ではあります。

さて此処で妄想年表に戻れば…二世が1908年生まれ(※)なんだとすれば、三世誕生の1945年に二世は37歳だった事になります。ちょっと微妙に歳を食い過ぎかなぁ?とも思うんですが…むしろ逆に良いかも知れないと思うのは、この年齢で前線の一兵士というのはちょっとアレな気がするけれど、下士官クラス、もっと言えば将校として軍に潜り込んでいたとすれば丁度良いような気がしますし、むしろ我等がルパン二世にはその方が似つかわしいとも思えます。後のルパン帝国の基礎となった組織を作るのにも、その方が都合が良かったでしょうしね。

(※)ちなみにこの時(二世誕生の1908年時点)のアルセーヌ・ルパンは34歳。
(※)禁酒法時代の二世の暗躍というのを仮に1920年代後半だったとすれば、当時の二世の年齢は20歳前後位。仮に二世の誕生が1908年よりもずっと前だったとすると三世誕生時に二世は結構高齢だったという事になりますし、これよりもずっと後の生まれだったとすると暗黒街での暗躍云々に無理が生じます。
(※)二世が1908年生まれなんだとすれば、旧ル登場時の二世の出で立ちはあまりにも時代錯誤で矛盾してしまうんだけれど…そもそもが古き佳き時代の父・アルセーヌと全く同じスタイルで二世が登場した事自体にそもそもの矛盾があるので、その辺は無視してしまう事にしましょう。

さて。二世が表向きはアメリカ軍の将校として大戦中に暗躍していたとすると…何と何と、例のルパン帝国フィレンツェ説を更に裏打ちする事が出来ちゃったりするのでありますよ実は。何とイタリアは大戦後にアメリカ軍が駐留しているんですね。ウヒョヒョヒョ。戦後の混乱期のドサクサに紛れて、アメリカ軍の将校として乗り込んだルパン二世が、密かにルパン帝国を建国する隙間ってのが実際にあった訳です。此処まで来れば本当にやっぱり「帝国はイタリアのフィレンツェに在った」としてしまっても構わないんじゃなかろうか?とすら思えて来ますよ(笑)

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しかもこれ、戦後のイタリアが抱え込んだ大きな問題として、大量の戦災孤児の問題があったんですね、やっぱり。そこで当時駐留していたアメリカ軍は、アメリカ本国での例を参考にして、ある行政案を駐留地イタリアに持ち込みました。それは"少年の街"構想。少年達に自治区を与え、彼等自身に治めさせる事によって、孤児を救うと共にその健全な成長を促すといったもので、これは当時の社会から大いに評価され、多くの孤児達が恩恵を蒙った施策です。この"少年の街"が開設されたのは、フィレンツェの在るトスカーナ州ではヴォルノとピサの二つの街でした。

此処でもし、その"少年の街"に我等が次元大介が居たとしたらどうでしょう…??
原作(旧)第12話「健在ルパン帝国」において「次元はかつてルパン帝国でルパン三世の幼馴染みとして育った」との言及がありますが…イタリアで戦災孤児となった次元が、"少年の街"を経由してルパン帝国に入国し、其処で三世と出会った…と結び付けても面白いかも知れません。何せイタリアは大戦当時の日本の同盟国だった訳ですから、次元の一家が何らかの理由でイタリアに渡っていた、そして戦後、孤児となっていた…としても不自然では無いでしょう。

次元のアメリカ気触れはこの時の駐留軍アメリカに対する感情が基になったのかも知れません。わはははは。そしてまた次元が戦災孤児だったんだとすると、終戦時である1945年生まれのルパンよりも次元の方が弱冠年上だって事になりますね。それも何だか結構「それっぽい」感じ。

そしてそのルパン帝国を我等がルパン三世はあっさりと捨て去り、圧倒的に巨大な敵に対しても、あくまでも個人の力でもって対決し続けるのでありました。

勝手に色々と妄想していたら、様々な要素が何だか結構有機的に結び付いてしまいました。そもそもは冗談で始めたルパン帝国フィレンツェ説でしたが、不必要にそれっぽく繋がってしまったので、何だか本当に「ルパン三世」の史実であるかのように錯覚してしまいそうになりつつあります…(苦笑)

(※初出 / mixi / 2011年9月17日)