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旗を立てないとnote陸の孤島問題は解決しないからボクは電波圏外へゆく

「難しいけど力を合わせて挑戦すれば月にロケットが飛ばせるかもしれない」それを下町ロケット型の集合知と呼んでいます。費用対効果だけで考えたら膨大な無駄かもしれません。コスパ優先・時短優先は四半期決算を優先する株主資本至上主義を感じます。でも損得の先に「何か」があります。偉そうな体験談は言いたくありません。でも何故noteに書くのでしょう。繋がるだけならFacebookでもいいじゃないですか。「何か」があるからnoteに書くのだと思います。僕は何者でなくても「何か」はあると信じています。

池松潤(いけまつ じゅん)
恋愛小説家/ サイボウズ式第2編集部 / アウトプットLAB 情報発信学 SNSコーチング ※登壇・イベントなどは ⇒ コチラ

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僕は十数年前に病気をして離婚もして全てを失って放浪の旅に出ました。旅は帰る場所があるから旅であって、帰る場所が無いのは「放浪」と言います。すべてを失ったとき人間は自由になるのでしょうか。ちがいます。喪失の先にあるものは放浪です。だから誰にも会いたくなかったので、乗り捨てられたレンタカーを運ぶシゴトを1年近くしていました。これを回送業と言うのですが、運転している時間より歩く時間の方が長いシゴトでした。まぁ誤解を恐れずに言うと社会の底辺に触れる日々でした。回送業の売上トップランカーは棄民のような人が多かったです。なんか炎上しそうですね。でもこの体験があったから大手出版社の編集者と出会うことが出来ました。回送業の体験記の本はいまだにありません。それは僕にとって何を意味するのかわからなかったのですが彼女はいまでは出世してWEB版編集長です。人生は何が起こるか分かりません。だから面白い。でもそう言えるようになるまで10年かかりました。深夜特急・沢木幸太郎(著)も香港からロンドンまでのバスの旅を執筆したのは旅を終えてから10年後だったそうです。体験は枯れるまでに10年かかる。それはキャンプ・ファイヤーの薪は乾いた方が良く燃えるのに似ています。生ナマしいハナシは生木のように燃えない。煙ばかり出て読めないのかもしれません。



1年半前に書いたこのnoteは枯れた記憶が嶋津さんの教養のエチュード賞への投稿をきっかけで呼び覚まされたものです。これがきっかけでnoteにWEB小説っぽいものを書けるようになりました。それまでは書けませんでした。紙の小説とnoteに書く小説は違います。文体やトーンが違うからです。まぁそれは細かいハナシなので割愛しますが文章を書くことへの向き合い方が変化しました。文章を通じて対話ができるのは書き手にとってかけがえの体験ですが、「書き手は読み手によって成長する」というリアルでした。

note圏内には出会いや対話が溢れています。それは書き手(読み手でもある)にとって貴重な場所であり、無形資産とも言える財産です。これを何と呼べばいいのか。まだわかりません。「お互いさま・無形資産」とでも言いましょうか。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、喪失された人生に無形資産は大事な意味を持ちます。それは体験した人でなければ共有できないかもしれません。しかしnote圏外と交わることでその「何か」は別の「何か」に変化する気がしています。人生は何が起こるか分かりません。だから面白い。このことも10年すればそう言えるようになるのかもしれません。


しかしいつまでも今のように元気でいられるのは難しいでしょう。何事にも普遍の定理があり命には限りがあるからです。今年で55歳になります。若い人たちと一緒に元気に何かをやるにはギリギリです。「いやいやマダマダいけますよ」と言われますが、それは間違いです。僕は自転車ロードレースに出るために40歳代も半ばから17Kg減量して、心拍数200超の世界で戦いました。オフトレーニングでタイ合宿を4週間以上3000Km月を超えるトレーニングをしました。フランスに4週間も屋根裏部屋にホームステイさせてもらってマスターのレースにも参戦させてもらいました。どの体験からもカラダの酸化からは逃れられないことです。50歳で持久系の競技ではパフォーマンスが激低下するのはスポーツ医学の世界では数多くの論文が出ています。その通りになりました。だからわかります。あと長くて7年ほどの時間しかないと。これは出産に年齢限界があるのと似ている感覚かもしれません。女性じゃないからわからないけど。人生は何が起こるか分かることもある。だから面白い。

しかし自転車ロードの仲間のおかげで登山やトレッキングやキャンプを覚えました。では僕は電波圏外にいくのはレジャーで行くのか。たぶんそれだけではありません。喪失された何かを取り戻そうとしているからでしょう。そんなものは取り戻せるわけが無いのに。でもこの言語化できない世界線をどう表現すればいいのかわかりません。僕は何度もnoteに書いてますがSNSが苦手です。むしろ嫌いと言ってもいいです。その理由は自分の思考様式にあります。「盛る」「マウントする」あらゆる技巧が施されています。それはnoteに限りません。アウトドア派としては時々耐え切れなくなります。だから正気を保つために電波圏外に避難しています。それが僕のリアルなのです。僕はnoteに書いたままの人生です。noteに書かないのは子供と過去の栄光だけです。誰にでも晴れがましい記憶や歴史はあります。でもそんなものに何の意味もないからです。それを教えてくれたのが自転車ロードレースでした。若い選手に助けられる。引っ張ってもらえる。そんな原体験が僕の人生観を変えたのです。


先日ランチをご一緒した川角さんもキャンプ好きでした。リアルでお会いしたからわかります。ナイスガイです。渋谷から富士山までリヤカーで行ってしまうほどチョット変わったひとです。でも僕にはわかります。ナイスガイがふさわしい人です。彼らのサービス「チラCEO」は決済者マッチング・SaaSサービスなのですが、その本質がnoteにとても似ています。「書き手が読み手」「読み手が書き手」と同じように「Giveする決裁者」と「Takeしたい決済者」が安心して出会えて、さらに新しい経済圏を生み出そうとしています。僕は実際にアプリを使ってみて理解しました。これは新しい無形資産を生み出しています。資金調達を13億円した理由がわかります。その辺を対談形式でお話ししますので、ぜひ遊びに来てください。僕の想いが伝わるべきひとに伝わりますように。書くだけでは読んでもらえませんし、旗は立てないとなかなか届きませんから。

ではまたnoteでお会いしましょう。

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第2回SNSシフトLT

6月10日(木):20時00分~21時30分

前半・オンラインLTトークイベント(無料/zoomウェビナー形式)
・オープニングトーク:「鬼フィードバックというSNS道場とは」前田デザイン室・勝てるデザイン(幻冬舎)4刷 前田高志さん+池松

・LT1・木村石鹸・大正13年創業四代目社長 木村祥一郎さん
・LT2・株式会社SmartHR インハウスエディター 大久保志朗さん(せっちん丸)
・LT3・note株式会社 ユーザーコミュニケーション担当 金子智美さん
・LT4・ キナリ杯超無限優勝・前田デザイン室「鬼フィードバック」1&2執筆・4期メンバー 斎藤ナミ/パン子さん

・エンディングトーク 「決裁者マッチングサービスとSNSは人材採用や新規顧客獲得をどう変えるか?」オンリーストーリー COO 川角健太さん+池松

後半・オンライン交流会(有料/zoom会議室ブレイクアウトルーム形式)※登壇者や参加者同士の繋がりの場があります
※ZoomとDISCORDを利用しますのでEメールで前半とは別のURLをお送りします


エントリーはコチラからどうぞ。▼前回のLT動画も見れます。
6/10 SNSシフトLTイベント#2 わたしのSNS利用スタンス


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