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北見商業高校POPづくりワークショップ

地域産品のPOPをつくる授業をしました。あらかじめ制作・選定したキャッチコピー案をもとに、POPクリエイターの長岡まどかさんが講師となり、おおよそ90分で制作。パラボで掲出されたPOP一部を紹介します。

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↑「てぬき」と「革命」という言葉の組み合わせが、強くて新しい。

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↑地味なパッケージゆえに「気を引く仕掛け」がうまくいった。

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↑ダジャレの一点突破!

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↑作り方とか食べ方を訴求する王道の手法。

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↑ どんなホンキだ! 気になる。

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↑地域加工品は安くはない分「人にあげる」というシーンは大切です。

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↑店員さん作のPOPと並ぶとまた雰囲気のちがいが出ますね。

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↑1個あたりの単価を見せるのは新しい手法だなと感心した。

ウマイ、ヘタとはちがう世界。

よろよろとした文字やゆるいイラストを見て「これで売れるの?」と思う人もいるかもしれない。講師の長岡まどかさんは「字が下手でも思いは伝わる」と謳っていた。たしかにPOPの世界も「餅は餅屋」でプロに頼んだほうがよっぽど数字がつくれるかもしれない。売上づくりも無視はしないけれど今回は話題づくりが大きな目的だ。やっていない取り組みにトライすることでメディアも注目された。さらにこういった地域の取り組みは地元の人々の「応援」を味方につければ、結果的には売上増につながる可能性も十分ある。

教育と産業のコラボは、小さな現場から。

味よし、素材よし、人よし、地域産品には魅力がある。けれど多くが課題も抱えている。商品がよくてもわかりにくい。売場はきれいでも商品がバラバラ。逆に売場がなんだかいけてない。地産地消というけれど値段も高いし地元の人は買わない。などなど。もちろんそこにブランディングとかマーケティングとかおっきな解決策をぶっこむのもいいだろうけど、お金もかかるし、当初のカタチを持続させるのもむずかしい。今あるもので、今ある環境で、どうしたら興味をもってもらえるか、あるいは、話題がつくれるか、そんな地道さや熱量がだいじだと思う。高校生との地元コラボ話はよくあるけれど、事業者にとっては「協力してあげる」みたいな側面もあって、どこか他人事というか打ち上げ花火的で必ずしもホンキでプロジェクトが進まないことも多い。それでも何もやらないよりは何かやったほうがずっといい。しかも授業の「体験」だけで終わるのではなく、アウトプットがしっかりとあって、実際にお店に並ぶとか、世の中に出てリアクションやフィードバックをもらえるようなゴールがだいじだと思う。地域の大人はそのための「機会の提供」「人つなぎ」などの「地ならし」ができる。ビジネスと教育のはざまで何ができるか。むしろ、教育をビジネスにいかす。あるいはビジネスを教育に転化する。とりあえずいまはPOPが世に出たばかりなので、これから店頭をはじめいろいろなところからフィードバックをもらいながら改善を積み上げていきたい。【次回、北見の東武にPOP貼られました篇へつづきます】

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↑みんなPOP制作初体験。一人一個を授業内の短時間で一気に作り上げた。

トップ画像撮影:キシリュウノスケ











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