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良い連携と悪い連携

私は町役場の林業担当として働いておりますが、
出来る事に限りがありますので、様々な方と連携して仕事をします。
そんな中で感じた事を今回は書きたいと思います。

良い連携

連携とは、「連絡を密に取り合って、一つの目的のために一緒に物事をすること」(三省堂 大辞林第三版)とあります。
例えば、研究機関と役場が連携して、最新の研究成果を現場に還元すると言ったことも連携の一つでしょう。
異なる立場であったり、職場が異なったりすると、互いの守備範囲が決まってくるので、
役割分担が明確になる事が多いと思います。

↑保育園と音楽家と林業団体の連携で丸太切り体験+楽器(カスタネット作り)の事例。
音楽家の方は保育士を養成する短大の講師も務めていらっしゃるので、
研究費を使って事業を実施。
林業団体は原料と技術指導を提供して対価を得ております。

悪い連携

一方で、同じ組織の他部署との連携や、同じような目的を持った団体同士の連携だと、
お互いの守備範囲が重なってしまい、役割分担や責任の所在が曖昧になる傾向があります。
「ウチの部署じゃなく、そっちでお金出せや」とか、
「アイツらが提案したから乗っただけだし、アイツらが全部やれば良い」とか、
何だか残念なお話ばかり聞こえてきて、仕事が進まないなんて事がよくあります。

その連携、良い?悪い?

連携は「目的」ではなく、あくまでも物事をなし遂げる為の手段です。
連携したから良い結果が出るのではなくて、
同じ目的を共有して様々な立場の人達が動く(=連携する)から良い結果が出るのだと思います。
連携する相手を探すというよりも、「これがやりたい!」という気持ちを共有できる相手を探す。
様々な方と連携して辿り着いた結論です。
皆さんがやっているその連携(官民・産学官金etc.)、良い連携ですか?

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