「ユリシーズ」格読記
出来心
ジェイムズ・ジョイスの小説「ユリシーズ」読了。とは言え、さすがに自力で読破できるものではなかった。正確には「ユリシーズ」と、それを読むための指南書として必要だったいくつかの関連書籍を共に読み終えることができた。
ご存知の方も多いかと思うが、ジョイスの「ユリシーズ」はいくつかある20世紀を代表する大長編小説の一つと云われ、難解この上ないことでも有名。
40歳を前にした或る日、自身の誕生日に纏わる出来事を何の気なしにネットで検索すると、たった一日の出来事を描いたこの小説