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デカフェの作り方の1つ、脱カフェイン法

こんにちは、note100日連続投稿チャレンジの61日目です!
今日はデカフェの作り方の1つである脱カフェイン法についてご紹介させていただきます。

デカフェという言葉を聞いたことはありますか?
初めて聞いた時僕は何となく、巨大な喫茶店をイメージしました。
今日はデカフェは巨大な喫茶店ではないんだということを伝えられたらと思います😆
デカフェとは、通常カフェインを含む飲食物からカフェインを取り除いた飲食物のことです。
他の飲食物のこともいいますが、カフェインレスコーヒーのことを指すことがほとんどです。
デカフェは世界のコーヒー市場の約10%を占めていて、最近注目されてきています。
ヨーロッパではデカフェの基準があり、コーヒー豆中のカフェイン含有量が定められていますが、日本ではありません。
つまり、デカフェにきちんとした定義はありません。
一応、コーヒーの公正競争規約では、カフェインを90%以上取り除いたものをカフェインレスコーヒーとしています。つまり、カフェイン含有量が10%以下がカフェインレスです。
しかし、この公正競争規約には強制力はなく、守るか守らないかは自由なので必ずしもカフェインレスコーヒーがカフェイン含有量10%以下という訳ではありません。

作り方を大きく分けると、コーヒー生豆からカフェインを取り除く脱カフェイン法と、そもそもカフェインを含まない木を栽培するカフェインレスコーヒーノキを作る方法の2種類です。
カフェインレスコーヒーノキの方は実用化にはまだ至ってません。

脱カフェイン法

生豆からカフェインを取り除く方法です。
基本的にデカフェは、カフェインの水に溶けにくい性質を利用して取り除かれます。
取り出されたカフェインは精製され、医薬、工業用に使われたりします。
脱カフェイン法は初めて開発されたデカフェ製造法で、唯一実用化されている方法です。
しかし、豊かな味や香りを生む他の成分を失ってしまうという欠点があります。
脱カフェイン法もいろんな種類があります。

・生豆に直接有機溶媒

1906年にドイツで世界初、開発されたデカフェ製造法です。
水分を含ませた生豆に有機溶媒を通すと、水と有機溶媒との間で成分の分配が起こり、疎水性の高いカフェインを有機溶媒に多く分配させることができます。
生豆が直接有機溶媒と接触するので安全面で不安があります。
また、カフェイン以外の成分を多く失ってしまいます。

・生豆汁にして有機溶媒

1941年に開発されました。
生豆を水につけ、生豆汁を作り、カフェインや他の成分を水に出させます。
この液体から有機溶媒を使ってカフェインを取り出します。
カフェインを取り除いた液体から、残っている有機溶媒をさらに取り除きます。
有機溶媒で取り除かれなかった成分が最後に残ります。
この液体を再び生豆につけ、生豆汁を再誕させます。成分が生豆に戻ってきます。「おかえりっ、カフェイン以外の水溶性成分!」
生豆が直接触れることがないので、安全性が高いです。
また、直接有機溶媒ではなく、生豆汁作ってから有機溶媒で取り出すので、失ってしまう成分が少ないです。

・超すごい超臨界二酸化炭素

超臨界流体(ちょうりんかいりゅうたい)という言葉をご存知でしょうか?
超臨界流体は、気体と液体の両方のパワーを持ってる状態です。
一定以上の圧力と温度を与えると、パワー二刀流の超臨界流体という状態になります。
気体の散らばりやすいパワーと液体の溶けやすいパワーを持ってます。
だから、気体のパワーで生豆の中にぐっと入り込み、液体のパワーで豆内のカフェインをさっと溶かし、カフェインを取り出します。
この超臨界流体という状態になった二酸化炭素でカフェインを取り出しています。
超臨界流体になった二酸化炭素を超臨界二酸化炭素といいます。
生豆に残っても害がないので安全です。

参考文献
「デカフェ」.『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』.2021年9月29日 (水) 18:22 UTC.
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7




僕はi.k.coffeeという屋号で間借りコーヒー屋をやったり、オンラインショップを運営したり、喫茶店へのコーヒー豆の卸売りをしています。
大阪工業大学に通う男子大学生です。
2年生で20歳です。 

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