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最初に落ちるコーヒーと最後に落ちるコーヒーは全然違う⁉︎

今回実験をしてみました。
コーヒー粉にお湯を注ぐのを4回に分けてみました。
具体的には、「50gの湯を注いで落ち切らせる」を4回続けてやりました。

実験の狙い

これをすることにより、例えば前半と後半に落ちる抽出液ではどんな違いがあるのかを知れます。それを知ることによって、前半と後半のドリップの仕方をそれぞれに合わせて抽出することができます。
今回4回に分けて注ぐので、得られる液体がそれぞれどのように異なるのか確認できます。

実験方法

①50gの湯を注いで落ち切るのを待つ。
②落ち切ったら50g注いで落ち切るのを待つ。
③落ち切ったら50g注いで落ち切るのを待つ。
④落ち切ったら50g注いで落ち切るのを待つ。

つまり、合計200mlの湯を注ぎます。コーヒー豆は12g。僕が一杯分を抽出する時の分量です。
湯の温度は95°。50g注ぐ前に毎度温度を95°に調整してから注ぎました。
使用したコーヒー豆は浅煎りです。

結果

1〜4回目のコーヒー、それぞれ全然違う味になりました。
最初に落ちるコーヒーと最後に落ちるコーヒーでは全く違う味になりました!
これらのトータルの味が一杯のコーヒーの味になるんですね。

右から1、2、3、4回目の抽出液

味見メモ

1回目→強い酸味!苦味は全くない。とろみがあり、成分の濃度を1番高く感じた。

2回目→1回目よりは弱い酸味と口に残る苦味や香ばしさを感じた。コーヒーの色が1番濃い。

3回目→1.2回目と比べて一気に濃度が落ちた。ほのかな甘みを感じた。

4回目→ほぼ湯。薄いお茶のような印象。

考察

・1回目が1番濃いコーヒーを抽出でき、その次から少しずつ薄くなり4回目が1番薄かったです。
抽出液は初めの方が濃く、後の方が薄いことが分かりました。
味作りに大きく関わっているのは前半の抽出であり、後半の抽出は全体の濃度の調節として機能していると考えられますね。

・味作りのメインである前半の抽出の中でも、1回目は酸味成分が溶けていて、2回目は苦味成分が溶けています。
2回目が1番色が濃く黒いのに1回目が1番成分の濃さを感じることからもそのことがうかがえます。苦味成分はコーヒーらしい黒っぽい色をしています。




自家焙煎した新鮮なコーヒーをお届けしてます。間借り喫茶店をしたり、オンラインショップでコーヒー豆を販売したりしてる大学生です。

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