コロナ禍に思うこと 3

どうやら、1都3県の緊急事態宣言が延長されそうな雲行きである。

街頭インタビューでも、多くが延長も止むを得ないという意見のようだ。個人的には、ここからの延長に意味があるとは思えない。むしろ、飲食業を始め様々な業態で致命的な痛手を受ける事例が格段に増えることが懸念される。

感染者数の減少の仕方が十分でないという見解が述べられるが、ピークから急激に減少してきた現段階で、減少のカーブが緩やかになるのは当然のことで、感染者数推移のグラフをみてもそのことは明らかである。また、重傷患者のベッド数の逼迫については、なかなか回復に向かわない、回復してもその患者を受け入れる次の病院や施設が腰が引けているという問題も指摘されており、こういった施設への強力な協力要請をもっと組織的に行うなど、打つ手はありそうなものだ。

飲食業の時短営業を続けることが、感染者数を急激に減少させるために不可欠なのだろうか。密にならないように大人数での会食を受け入れないということについては、それなりの効果があると思えるが、家族や、いつも職場で顔を合わせている同僚が少人数で短時間で食事をして、どこに感染のリスクが高まる要因があるのだろうか。普段接触しない人たちが一定時間以上同席したりすることが相当程度のリスクであろうことは容易に想像できる。

暴論かも知れないが、キチンとした感染対策を取らず野放図に動き回るなどして感染したケースについては、本人の責任において治療や療養をするように突き放す政策をとり、周知することはどうだろうか。自分は大丈夫、感染しても国が面倒をみてくれるくらいの考えで無責任な行動をとる輩が減れば、自ずと感染者数が減少していくのではないか。そんな想い頭をよぎる。

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